資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (308 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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経過中のバイタルサイン:SpO2 50-60%(RA)
。
その他、体動などで把握困難であった。
検査値等について調査;:搬送先の病院でBNP高値、トロポニン陰
性であると聞いた。
看護記録に「嘔気」とあるが、ふり返って考えると明らかな血痰であ
り、気管から出ていた可能性が高い。
彼女も嘔気を訴えていなかった。
皮膚症状は一貫して認めなかった。また、搬送先の病院の所見でも
皮膚症状を認めなかった。
報告者は 14:28 の呼吸促迫が認められた際にチアノーゼや陥没呼吸
を確認することができず、14:30 以降に呼吸器症状(喘鳴、上気道の
腫脹)を確認できなかった。挿管をトライした際にも、喉頭浮腫は認
めなかった。
2022/11/05 14:40、血圧は 73/57 であった、そして、脈拍数は 90/
分であった。14:45 に挿管を行うが、食道挿管で断念した。
救急隊到着時の患者の状況は、以下の通りであった:
2022/11/05 14:30、救急隊は救急要請を覚知した。
14:33、指令時は意識あり、呼吸ありであった。
14:44、救急隊が患者に接触した(この間に心肺停止があった。心肺
蘇生にて一旦心拍再開したが、14:44 再度心停止)
。JCS(日本式昏睡
尺度)III-300、呼吸なし脈拍なし、皮膚の変化は顔チアノーゼのみ
であった。気道(口腔)に食物残渣あり、吸引実施した。CPR 再開し
た。ECG で PEA がみられた。搬送中の有害事象及び処置内容は以下の
通りであった:
14:55、救急車現場発進した。14:57、ECG 波形は PEA から心停止に変
わった。胸骨圧迫した。バッグバルブマスク使用下で人工呼吸実施
された。酸素投与された。食物残渣の吸引は適宜継続された。
15:15、病院への到着時の身体所見は以下の通りであった:患者は、
心肺停止状態であった。ECG 波形:心静止であった。高度肥満あり。
15:15 から死亡に至る迄、皮膚・粘膜病変認めなかった(救急隊活動
記録上、14:44 から 15:15 迄も病変を認めていない)
。
病院での処置詳細は以下の通りであった:心肺蘇生継続された。静
脈路は確保された。アドレナリン 1mg 静脈投与された(計 8 回投与)
。
気管挿管実施された(口腔内固形物大量吸引後、挿管された。挿管後
も、気管内吐物吸引された。
)凝固系検査をオーダーし、検体を提出
したが、検体量不足にて検査実施不能であった。トリプターゼは未
測定であった。
(文献によると、トリプターゼは窒息状態でも増加す
る)
。
搬送先の病院でBNP高値、トロポニン陰性であると聞いた。
看護記録に「嘔気」とあるが、ふり返って考えると明らかな血痰であ
り、気管から出ていた可能性が高い。
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