Ｎｏ

年齢
（接種
時）

性別

接種日

発生日
（死亡日）

ロット番号

接種回数

死因等
（報告者による見解・考察等）

基礎疾患等

報告書上の記載

1758

90歳代

男

不明

不明
(接種後、約2週
間後)

不明

専門家による評価【令和5年1月20日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査

因果関係
（報告医評価）

他要因の可能
性の有無
（報告医評価）

対応するMedDRA PT

3回目

大動脈解離
文献に基づく報告
病歴と併用薬：報告なし
喫煙歴、アルコール摂取習慣：なし
数日間、全身疲労と呼吸困難を経験したため、医者
を受診。足は浮腫状態だった、胸部Ｘ線は右側に胸
動脈炎
水を示した。脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端
フラグメント増加(NT-pro BNP; 3,706 pg/mL) 、C-反
応性蛋白増加 (47.9 mg/L)が、検出され、心電図結 大動脈解離、動脈炎、心タンポナー
果は、異常な変化を示さなかった。心不全と診断さ デ、心膜炎
れたが、入院を拒否。利尿薬を3日間処方され、症
状軽減、NT-pro BNP値低下。しかし、受診後4日目
心タンポナーデ
の朝(ワクチン接種から約2週間後)に亡くなってい
た。男性の家の警察捜査で、不審な動きは認められ
なかった。
剖検で「上行大動脈解離」、「心膜血タンポナーデ」
が認められた。
心膜炎

4回目

基礎疾患等：そううつ病
ワクチン接種当日は特に副反応なく経過。ワクチン
接種から8日後、再生医療施行。同日夕方、胸苦出
心筋症、サルコドーシス
現、心肺停止となり、救急搬送。蘇生術を行うも同日
胸内苦悶感、心筋炎
18：12死亡。翌日、病理解剖施行。COVID-19ワクチ
ン接種後心筋症、。COVID-19ワクチン接種後サル
コドーシスが死因として考えられた。

ワクチンと死亡との
因果関係評価
（評価記号★）

コメント

心膜炎は自然発生することも知られている疾患であるた
め、ワクチンによる心膜炎なのか、ワクチンとは無関係に
発生した心膜炎なのかを鑑別することは困難である。心
血管疾患についての既往歴の有無に関する情報が不足
している。

剖検

不明

不明

γ

病理解剖

関連あり

無

γ

専門家による評価【令和5年3月10日時点】

評価に用いた報告内容注2

ワクチンと死亡との
因果関係評価
（評価記号★）

γ

コメント
資料番号

（コメント無し）

心筋症

1759

66歳

女

2021年8月21日

2021年8月30日

FP8544

サルコイドーシス
胸部不快感

（コメント無し）
※～12/16から変更なし。

γ

（コメント無し）
※～1/20から変更なし。

心筋炎
原疾患等：リンパ節石灰化、胸膜石灰化、結核性胸
膜炎、肺陰影、Ｃ型肝炎、糖尿病、アルコール性肝
硬変、慢性Ｃ型肝炎、高血圧、慢性肝炎（～1/20の
情報に基づく。）

1760

89歳

男

2022年9月8日

2022年10月27日 FP9647

4回目

ワクチン接種後(入院2週間前)から労作時の呼吸困
難が徐々に増悪。呼吸困難による体動困難のため
ワクチン接種14日後に救急搬送。ワクチン接種の約
1年前の胸部CTでは縦隔リンパ節石灰化や右胸膜
背側に石灰化を認め陳旧性胸膜炎(結核性の疑い)
と肺底部の経度網状影のみであったが、来院時の 多臓器不全
CTでは下葉中心に両肺にびまん性すりガラス影を
認め間質性肺炎と診断した。経鼻酸素２L/minの投 間質性肺炎
与を要し血清LDHとCRPの上昇を認めた。自己抗体
のスクリーニング検査は陰性でKL-6やSP-Dの上昇
には乏しく急性発症の肺障害と考えられた。入院後
ステロイド治療を開始し、画像上すりガラス影は改善
傾向となったが、肺底部中心の浸潤影と線維化病変
が残存し、労作時の著明な低酸素血症をきたして
ベッド上での長期臥床が続いた。経口摂取困難とな
り、末梢静脈点滴を行っていたが、肝障害が進行。
多臓器不全のため、ワクチン接種から49日後に死亡
退院となった。

多臓器不全

不明

関連あり

間質性肺疾患

262

有(C型肝炎、糖
尿病)

γ

ワクチン接種後の間質性肺炎発症あるいは間質性肺炎
の増悪は以前より可能性が報告されており、本事例も副
反応である可能性があるが、その他の原因によるものか
どうかは鑑別ができない。

γ

ワクチン接種後の間質性肺炎発症あるいは間質性肺炎
の増悪は以前より可能性が報告されており、本事例も副
反応である可能性があるが、その他の原因によるものか
どうかは鑑別ができない。
※～1/20から変更なし。

症例No

資料1-2-2-1 21201