資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (244 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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年齢
(接種
時)
性別
接種日
発生日
(死亡日)
ロット番号
接種回数
死因等
(報告者による見解・考察等)
基礎疾患等
報告書上の記載
1654
96歳
女
2022年5月27日
2022年6月7日
FM7534
1回目
病歴:廃用症候群、誤嚥性肺炎、老衰、嚥下障害、
経鼻胃管栄養による長期入院中。要介護度4以上の
状態
1回目接種翌日、嘔吐、発熱(39℃)、酸素飽和度低
誤嚥性肺炎
下を発現し、酸素投与を受けた。接種3日後、胸部X
線所見にて、誤嚥性肺炎が認められた。
専門家による評価【令和5年1月20日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査
因果関係
(報告医評価)
他要因の可能
性の有無
(報告医評価)
対応するMedDRA PT
誤嚥性肺炎
胸部X線(右中か
ら下肺野に誤嚥
評価不能
性肺炎像が認め
られた。)
無
死亡時画像診断 評価不能
有(自宅階段で
転倒していた)
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
γ
コメント
(コメント無し)
※~12/16から変更なし。
専門家による評価【令和5年3月10日時点】
評価に用いた報告内容注2
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
γ
コメント
資料番号
(コメント無し)
※~1/20から変更なし。
(~8/5の情報に基づく)
1655
35歳
女
2022年5月27日
2022年5月29日
不明
不明
既往歴(不安障害)により向精神薬は多く服用していた様子。
うつ病、気管支喘息、アレルギー性鼻炎
併用薬:ジプレキサ、ソラナックス、セパゾン、コンスタン、マイス
リー、ユーロジン、ヒルナミン、シダキュア、ケトチフェン、痛み止
め(薬剤名不明)
当院では、心肺停止にて搬送され、気管挿管のみで死亡確認と
なっているため、情報はカルテの記載のみである。接種当日か
ら苦しいと言っていた。接種2日後の朝、自宅階段で転倒、その
後自室に自分で戻った。20分後、意識が薄れている様子、声か
けには返事あり。31分後、救急要請。43分後、接触時いびき様
呼吸、総頸触れず、初期波形心静止。45分後、心肺蘇生法開
始。47分後、現地着。52分後、収容。58分後病院着。98分後、
死亡確認。
死亡時画像診断を施行するも死因の推定は困難。自宅階段で
転倒となっているが、死亡時画像診断で頭部所見はないとのこ
とであり、ワクチン接種に関連するかについては否定はできない
が不明。
不明
不明
γ
(コメント無し)
※~12/16から変更なし。
γ
(コメント無し)
※~1/20から変更なし。
(~8/5の情報に基づく(集計・専門家評価対象期間(~7/10)後
に報告された内容))
1656
※No.1640と
同一の症例
16歳
につき、
No.1640に統
合
1657
70歳
1658
※No.1650と
同一の症例
63歳
につき、
No.1650 に
統合
女
女
男
2021年8月11日
2022年6月22日
2022年4月5日
2022年2月13日
2022年6月22日
2022年6月3日
FD0889
FP9647
FN9605
1回目
3回目
3回目
重症心身障害児、多剤内服、1ヶ月前に肺炎、胸水
貯留あり。
1回目接種30分後より、接種部に発赤を認めた。接
種翌日より腹部膨満、胸水増加、感染兆候を認め
た。Bacterial translocationによる感染又は肺炎随伴
性胸水を疑ったが、コロナワクチン接種後直後であ
り関連も疑われた。2回目接種は家族が希望せず。
2021年9月(接種1か月後)より腸管機能不全となる
ことが増え、さらに尿路感染や肺炎などの感染を頻 胸水、腹水、尿路感染症
回に起こした、2021年12月(接種4か月後)に急性膵
炎を発症。その後敗血症を起こし、循環不全を起こ
したため転院。転院先で一旦状態は落ち着いたが、
再度尿路感染症を起こし接種186日後に死亡確認。
重症心身障害児であり感染も頻回に起こす児である
が、接種後の症状から体調をずっと崩しており、一連
の症状の引き金となった可能性があると考えられ
る。
評価中
不明
評価不能
有(現疾患によ
るもの、感染等)
ロキソニンでアナフィラキシー
基礎疾患:糖尿病
既往歴:下垂体腺腫(保存的)、閉塞性動脈硬化症
心筋虚血
(左右腸骨動脈狭窄、浅大腿動脈閉塞、経皮的血管
形成術(2022年6月3~4日))、心不全、虚血性心疾
患(2019年6月診断)、高血圧
併用薬:グルメピリド、トレシーバ、ノボラピッド、バイ
アスピリン、クロピドグレル、アムロジン、ユートリル、
チラージン、ネキシウム
虚血性心疾患による重症心機能低
接種約40分後、突然の体調変化にて来院(ワクチン
下、心不全の増悪、蘇生後脳症
接種後は通常の2倍の30分の会場内経過観察の
心不全
後、退出)。来院時、呼吸停止、血圧測定不能。脈は
(~8/5の情報に基づく)
70、心肺蘇生法を開始し、除細動実施。昇圧剤を使
用し、心拍再開確認。瞳孔は両側散大、対光反射な
し。頭部CT、胸部CT、腹部CTでは心拡大著明、肺
に間質性浸潤影。下垂体腫瘍あり。自発呼吸は一
時的に出現したが、徐々に消失。接種約9時間後以
降は、昇圧剤に反応せず。接種約10時間後に死亡。
蘇生後脳症
(~8/5の情報に基づく(集計・専門家評価対象期間
(~7/10)後に報告された内容))
頭部CT、胸部
CT、腹部CT
評価不能
有(虚血性疾患
後の重症心機
能低下)
2019年春より乾性咳嗽。2021年10月より労作時呼吸
困難が出現したが放置していた。2021年11月職場検
診で間質性肺炎疑いと指摘されたが受診せず。
3回目接種当日から発熱、関節痛、筋痛、倦怠感が
出現、持続した。接種21日後、受診し、間質性肺炎
が疑われた。接種36日後に、胸部CTで間質性肺炎
を認めたが、低酸素血症なく急性増悪は否定的だっ
た。多発関節痛、筋痛があり、接種43日後にMPOANCA陽性が判明。恐らく顕微鏡的多発血管炎に伴
う間質性肺炎が元々存在し、ワクチン接種後に全身 肺胞出血、血管炎、間質性肺炎急
症状が顕在化した病態が考えられた。早急入院し、 性増悪
寛解導入療法が必要であると説明したが、本人が翌
月に入ってからの入院を希望された。接種53日後よ
り咳嗽と喀血、呼吸困難が出現。著明な低酸素血症
とCTで両肺広範な浸潤影、すりガラス影を認め緊急
入院。急激に呼吸不全が進行し、人工呼吸器管理
の希望無く、接種59日後に死亡された。入院時血液
検査でKL-6 2030/mL、SP-D 136ng/mLであり、肺
胞出血あるいは間質性肺炎急性増悪が疑われる経
過であった。
CT、血液検査
評価中
評価中
背景に低心機能があるなかでの症状であり、ワクチンの
成分が今回の事象を生じたと判断することは極めて困難
である。また、病理解剖がなされていない中で因果関係を
証明することは困難と判断した。
※~12/16から変更なし。
評価中
評価中
γ
評価中
244
関連あり
無
γ
背景に低心機能があるなかでの症状であり、ワクチンの
成分が今回の事象を生じたと判断することは極めて困難
である。また、病理解剖がなされていない中で因果関係を
証明することは困難と判断した。
※~1/20から変更なし。
症例No