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資料1-3-1          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (239 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html
出典情報 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》
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No

年齢
(接種
時)

性別

接種日

発生日
(死亡日)

ロット番号

接種回数

死因等
(報告者による見解・考察等)

基礎疾患等

報告書上の記載

1625

1626

1627

1628

69歳

76歳

69歳

65歳









2022年3月15日

2021年7月6日

2021年7月28日

2022年2月12日

2022年4月13日

2022年4月16日

不明

EY3860

2021年10月12日 FE8206

2022年2月20日

不明

3回目

2回目

2回目

3回目

X線、CT

神経痛性筋萎縮症の診断で、左上肢→左上下肢→四肢麻痺→呼吸筋
麻痺、球麻痺と経過をたどり、2回目接種284日後、死亡。
2回目接種約3か月後の2021年10月から約3月の経過で亜急性に四肢
筋力低下は進行して、後頭部と左上肢帯の激痛が発現。左上肢の運動
障害、痛みが出現。左上肢腱反射亢進あり。頸椎損傷は認めず。12月
8日左上肢麻痺。2022年1月の緊急入院時にはむせと構音障害を認め
た。筋力低下は左右差が明確で、左上下肢>>右上下肢筋力低下。さ
らには右上肢には痛覚過敏、錯知覚を示す痛みの訴えがあった。痙性
は入院時には左側で認めたが、右の腱反射は正常であった。ステロイ
ド治療後は疼痛がとれて、痙性が次第に低下して明らかではなくなっ
た。また左上肢の拘縮は改善が得られた。しかし四肢の筋力低下は極
めて強く残存して、徒手筋力検査:0、右上下肢は重力に抗してかろうじ
て動作が可能。2月23日、一定の回復を得ており、病態は進行性ではな
いので、退院計画に入った。臥床生活ではあったが、在宅ケアへ移行。
3月26日誤嚥性肺炎で再入院。軽快後、一旦は摂食再開となったが、
衰弱進行のため絶食。1回目入院時よりも筋力低下、筋委縮は進行し
て徒手筋力検査:0。感覚の障害はなく、ALSに近似した全身の臨床
像。呼吸は浅く頻呼吸で、横隔膜の筋委縮筋力低下を示唆。また嗄声
は強度で耳元で聞いても聞き取れない。舌の運動麻痺、球麻痺、嚥下
障害は明らかとは言えない。また脳神経の運動障害はない。

MRI

神経痛性筋萎縮症

関節リウマチに対してメトトレキサート2mg、週1回エ
タネルセプト50mg投与中。
2回目接種13日後に発熱。肝膿瘍疑いで入院。主と
して抗菌薬治療を行ったが、膿瘍と思われた腫瘍は
増大傾向となっていった。肝生検を施行したものの
病理診断はつかなかったが、悪性腫瘍の存在が強く 肝不全、肝機能障害、悪性腫瘍
疑われた。肝腫瘍はさらに増大し、肝機能障害の進
行から肝不全に移行し、接種76日後に死亡した。
元々関節リウマチで免疫抑制剤を使用していたこと
から免疫低下傾向であった所にワクチン副反応が影
響した可能性が考えられた。
アレルギー歴と副作用歴はなかった。
併用薬;アゾセミド、アトルバスタチン、フェブキソス
タット、ビソプロロール、フマル酸塩、トリクロルメチア
ジド、アルファカルシドール、オルメサルタン、シルニ
ジピン、リナグリプチン、ドキサジシン。
喀痰や呼吸苦などの症状が出現し、経時的に増悪。
接種2日後、内科受診。クラリスロマイシン、ピーエイ
錠、アスベリン、カルボシステインを処方された。接
種6日後、胸部X線撮像し、肺炎があるかもしれない
と説明。SARS-CoV2 PCRは陰性。カルボシステイ
ン、アベロックスを処方された。同日夜間さらに症状
増悪。接種7日後、日中はやや落ち着いたが、夕に
かけて再度増悪し、体動困難となり救急要請され
た。搬送時、咳嗽著明、起坐呼吸。意識清明、体温
36.6℃、心拍数126/分、血圧127/68mmHg 、
SpO292%(リザーバー10L)。採血ではCRP23㎎/dLと
著明上昇。Cre9.30㎎/dL。胸部CTでは両側肺野に
crazy paving pattern のすりガラス影が多発。
BNP789pg/mL、心不全が示唆され、トロポニンI
1,002と上昇も、CK-MBは正常、12誘導でST上昇は
なく、心エコーでは、上左室の収縮運動自体はある
程度保たれた状態。急性肺炎、高拍出性心不全、慢
性腎不全急性増悪としてICU入室されるも、翌接種8
日後死亡された。ご家族は解剖精査は希望されな
かった。血液培養の結果は陰性。

52歳



2022年5月17日

2022年5月20日

FN9605

3回目

因果関係
(報告医評価)

他要因の可能
性の有無
(報告医評価)

対応するMedDRA PT

3回目接種11日後に息切れ、接種13日後に血痰あ
り、接種14日後に受診。著明な低酸素血症、XP、CT
皮膚筋炎
にてスリガラス影を認め間質性肺炎として入院。入
院後、抗MDA5抗体陽性が判明し、若干の皮膚所見
も見られることより、筋無症候性皮膚筋炎、間質性 筋無症候性皮膚筋炎、間質性肺炎
肺炎合併例として、ステロイドパルス療法、エンドキ
サンパルス療法、シクロスポリン投与、HFNC(高流
間質性肺疾患
量鼻カニュラ酸素療法)、人工呼吸管理を行うも、効
果に乏しく、接種29日後に死亡した。

神経痛性筋萎縮症

評価不能

関連あり

ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

有(入院後、抗
MDA5抗体陽性
が判明)

γ

不明

γ

コメント

(コメント無し)
※~12/16から変更なし。

(コメント無し)
※~12/16から変更なし。

専門家による評価【令和5年3月10日時点】

評価に用いた報告内容注2

ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

γ

γ

コメント
資料番号

(コメント無し)
※~1/20から変更なし。

(コメント無し)
※~1/20から変更なし。

肝不全

肝機能異常

肝生検

評価不能

※詳細の記載
なし

γ

(コメント無し)
※~12/16から変更なし。

γ

(コメント無し)
※~1/20から変更なし。

悪性新生物
肺炎
多臓器機能不全症候群
呼吸不全
心筋炎
血管炎

敗血症
重度の慢性腎不全を背景に、何ら
かの高度炎症が加わったことで心 高拍出性心不全
臓・肺を含めた多臓器不全に陥り死
亡。不明肺炎(急性肺炎疑い、急性 慢性腎臓病
心筋炎疑い、血管炎の疑い)
心不全

(~10/7の情報に基づく)

1629

専門家による評価【令和5年1月20日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査

統合失調症、2022年1月25日息切れ及び動悸を主
訴に内科受診歴があった。通院歴は1回のみだが不
整脈の存在を疑われていた。
併用薬:サイレース、デパケンR、ベルソムラ、レボメ
不明
プロマジン
→不整脈
会場にて15分待機後、状態変化なく帰宅した。3回目
接種3日後午後、警察署より自宅にて死亡していた
(~7/8の情報に基づく)
との報告あり。ワクチン接種72時間以内の死亡のた
め関連は不明だが念のため報告した。

胸部X線、胸部
CT、心エコー、心
電図、血液検査、
関連あり
血液培養、
SARS-CoV2
PCR

有(敗血症(細
菌・ウィルスに
よる急性肺炎))

γ

不明

不明

γ

(コメント無し)
※~12/16から変更なし。

γ

(コメント無し)
※~1/20から変更なし。

感染
炎症
間質性肺疾患
肺水腫
腎機能障害

不整脈

評価不能

(~7/8の情報に基づく)

239

(コメント無し)
※~12/16から変更なし。

γ

(コメント無し)
※~1/20から変更なし。

症例No