資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (267 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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年齢
(接種
時)
性別
接種日
発生日
(死亡日)
ロット番号
接種回数
死因等
(報告者による見解・考察等)
基礎疾患等
報告書上の記載
1786
1787
1788
87歳
87歳
91歳
男
女
女
2022年8月21日
2022年7月31日
2022年3月2日
2022年12月25日 FP9647
2022年7月31日
2022年3月3日
FT8584
FK0595
女
2021年8月20日
2023年1月4日
FF2782
他要因の可能
性の有無
(報告医評価)
対応するMedDRA PT
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
コメント
専門家による評価【令和5年3月10日時点】
評価に用いた報告内容注2
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
コメント
資料番号
症例No
4回目
不明
関連あり
無
-
-
γ
一連の事象は本剤の最終投与から60日以上経過してお
り、また、元来より複数の疾患を有していたので、本剤に
よる死亡を示す臨床的情報が不十分である。
資料1-2-2-1 21813
4回目
基礎疾患等:人工心臓ペースメーカー使用者
20年前に心臓ペースメーカーを入れ定期的に通院してい
たが、接種時に病気や体調が悪いことはなし。
4回目コロナワクチン接種後約12時間後に風呂場で死
亡。発見は翌日14時頃。同居人いないため症状の変化は
不明だが、19時過ぎまでは問題なく(ラインでのやりとりあ
り)、その後容態が急変した模様。日記に「なんとも熱くて
不明
なにもする気になれずベッドに水平」とメモあり。下痢の痕
跡あり。
夜に容態が急変した模様。とても元気に過ごしており、特
に薬も飲んでもいなかった。翌日、発見した際にはお風呂
に浸かった状態(たぶん下痢をしたので体を洗おうとお風
呂に入ったと思われる)。ワクチンが原因と思われるため
行政解剖もしたが原因不詳と判断された。
不明
行政解剖
関連あり
無
-
-
γ
(コメント無し)
資料1-2-2-1 21814
基礎疾患等:高血圧、甲状腺機能低下症、逆流性食
道炎、心原性脳塞栓症、便秘、栄養障害、経口摂取
困難
併用薬:ノルバスク;チラーヂンS;オメプラール(オメ
プラゾールマグネシウム);ワーファリン;酸化マグネ
シウム;エンシュアH
脳血管発作
不明
関連あり
無
-
-
γ
(コメント無し)
資料1-2-2-1 21847
不明
評価不能
有(基礎疾患等
に記載)
-
-
γ
(コメント無し)
資料1-2-2-1 21845
3回目
脳卒中、アナフィラキシー反応
2022/10/17(ワクチン接種後1年1ヵ月28日)、患者
は出血性ショック、腹部大動脈瘤破裂を発現した。
2023/01/04(ワクチン接種後1年4ヵ月16日)、事象
の転帰は死亡であった。
患者はトイレで倒れて救急搬送された。腹部動脈瘤
切除術をされたが、出血性ショックで死亡した。
89歳
因果関係
(報告医評価)
基礎疾患等:パーキンソン病、便秘、起立性低血
圧、レビー小体型認知症、深部静脈血栓症(2021/1
~)、胃瘻増設術後状態(2021/12/7)、前立腺肥大
症
処方:レポドパ・カルビドパ(100)3T3x、セレギリン
(2.5)2T2x朝昼、ロピニロールテープ8mg1x、エドキサ
バン(30)1T1x夕、ランソプラゾール(15)1T1x夕、ミド
ドリン(2)2T2x朝昼、ドネペジル(3)1T1x昼、エロピキ
シバット(5)2T1x朝、センノシド(12)4T1x寝、ラメルテ
オン(8)1T1x寝、シロドシン(0.1)2T2x朝夕
既往歴:60歳虚血性心疾患、2004年10月大腸憩室、
2007年8月胃潰瘍、2009年12月白内障、2017年4月
急性副腎皮質機能不全
脳梗塞、2018年9月・2021年3月一過性脳虚血発作、
2021年7月左網膜下出血、2021年8月脳梗塞
現病歴:2021年頃から運動合併症、脳梗塞も発症し
食事や車椅子移乗に介助が必要になった。覚醒水
準も変動した。経管栄養も併用して2022/2から入
所。10月下旬から食欲あるが食事量が少なくなっ
た。エンシュアも適宜飲んだ。胃瘻から水分投与。11
/20頃から傾眠で食事できず。
高度な低血糖、呼吸循環不全、神経学的診察や脳
画像に局在所見なし。病歴から慢性低ナトリウム血
症に伴う意識障害と判断した。生理食塩水をg点滴 急性副腎皮質機能不全、消化管出
静注して補正。低血糖を伴うことから副腎機能低下 血
も疑ってヒドロコルチゾン100mgも点滴静注。迅速A
CTH試験を試みたとき血液採取できず評価できず。
ヒドロコルチゾンを経管投与して電解質、血糖変動な
かった。入院7日目にHb5.8g/dlに低下。血圧
76/49mmHgに低下した。黒色便、便潜血(35258ng/
ml)や急な変化から消化管出血に伴う出血性ショック
と判断。栄養障害、腎障害、骨髄疾患などが修飾し
ている可能性も考えた。濃厚赤血球2単位を輸血し
た後も貧血は進んだ。終末期として侵襲的な検査を
予定しないこと、輸血を控えることを患者、家族は希
望した。胃に出血性病変があって経管栄養を再開で
出血性ショック
きなかった。中心静脈栄養も選択肢だが見込まれる
生活の質は本人の人生をより豊かにするか疑わし
い状態と考え、患者、家族は栄養を差し控えることも
選択した。2022/12/25 1:45永眠。低ナトリウム
血症・低血糖について迅速ACTH試験を試みたとき
血液採取できず評価できなかった。ACTH高値から
もコロナウィルス修飾ウリジンRNAワクチン接種後
の副腎不全を疑った。。血漿、尿浸透圧、尿Na値か
ら、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、reset
osmostat、甲状腺機能低下症など他の鑑別疾患は
なかった。
コロナワクチン接種後1時間問題ないことを判断した
が(接種午前10:30、10:00とも報告された)13時45分
昼食後2回嘔吐。
18時連絡受け診察。呼吸努力様になっておりボスミ
ン筋注、ソルメドロール125mg点滴も改善無く、3月3
日午前7時2分に永眠される。
1789
専門家による評価【令和5年1月20日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査
2回目
アナフィラキシー反応
大動脈瘤破裂
他要因(他の疾患等)の可能性について、高齢に伴
い血管の脆弱性や高血圧による動脈瘤形成が考え 腹部大動脈瘤破裂、出血性ショック
られるが、mRA接種後スパイク形成によってACE受
容体への影響によって血圧上昇につながる可能性
は指摘されていること。自己免疫疾患を誘起させる
可能性。Toll like Receptorへの影響。ADEなどが指
出血性ショック
摘されていることや血栓形成性についての報告があ
ることからは摂取との関連性も否定できないし、他の
疾患の可能性を排除するものでもなく、いくつかの可
能性を基に適切な判断につなげてほしい。
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