資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (233 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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年齢
(接種
時)
性別
接種日
発生日
(死亡日)
ロット番号
接種回数
死因等
(報告者による見解・考察等)
基礎疾患等
報告書上の記載
1595
68歳
男
2022年2月19日
2022年2月20日
不明
3回目
3回目接種翌日、左肩の激痛を訴え休んでいたが、
気付くと息をしていなかった。解剖所見:左肺動脈起
始部を新鮮な血栓が充填、閉塞。左下腿深部静脈
内にわずかに血栓残存。肉眼では右肺動脈には明
らかな血栓認められなかった。解剖前のCT上は肺
動脈主幹部全体が拡張しており、もともとは主幹部
を血栓が充填していたのかもしれない。その他諸臓 肺血栓塞栓
器に明らかな病変認めず。一般的な急性循環不全
の所見あり。
新型コロナウイルス抗原検査、PCR検査は陰性。
肺血栓塞栓を死因と推定。
専門家による評価【令和5年1月20日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査
因果関係
(報告医評価)
他要因の可能
性の有無
(報告医評価)
対応するMedDRA PT
肺塞栓症
解剖(肺血栓塞
栓(血小板減少
の有無不明))、
CT
評価不能
有(不明)
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
γ
コメント
基礎疾患、服薬、血液検査など情報不足
※~12/16から変更なし。
専門家による評価【令和5年3月10日時点】
評価に用いた報告内容注2
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
γ
コメント
資料番号
基礎疾患、服薬、血液検査など情報不足
※~1/20から変更なし。
(~8/5の情報に
基づく)
(~8/5の情報に基づく)
1596
1597
57歳
92歳
女
男
2022年3月14日
2022年3月月初
2022年3月15日
2022年3月18日
不明
不明
3回目
3回目
3回目接種の翌日未明、布団の中で亡くなっているこ
不明
とを発見された。検視の結果、死因は不明であった。
不明
大動脈解離
令和4年3月15日、倦怠感、両下肢浮腫にて受診。
SpO2 99%、レントゲンにて心拡大、右胸水貯留あり。
心電図著変を認めず。採血上、貧血、BNPとCRPの
上昇あり。利尿剤を処方され、3月18日再診。浮腫は 大動脈解離による心タンポナーデ、
心タンポナーデ
ほぼ消失。倦怠感も改善傾向。レントゲン上、胸水も 心膜炎
改善傾向であった。血圧145/91mmHg、脈拍92/分、
帰宅後同日夜、大動脈解離による心タンポナーデに
て死去。
心膜炎
1598
82歳
男
2022年4月11日
2022年4月17日
FM3289
3回目
併用薬:ネシーナ
要介護度5に相当する患者であった。
R4/3/1よりリハビリ入院中(頚髄損傷(R3/12/6)四肢不全
麻痺、嚥下障害、誤嚥性肺炎からの胃瘻造設後、糖尿
病)。リハビリは順調で嚥下障害は改善し、自力摂取出可
能な状態に、四肢麻痺も改善の傾向が見られた。
原発性ショック、MRSAによる敗血
病歴:褥瘡、良性前立腺肥大症、認知症、廃用症候群
症
3回目接種翌日夜に39度の発熱。カロナール(500)1Tで
対応。全身に倦怠感があり、接種2日後より点滴も施行。
39度以上の発熱が続き、接種4日後血液検査と胸部Xp施 (~7/8の情報に基づく)
行。胸部XPは3/1と変化無し。接種14日後夜より、突然
ショック状態になり、接種16日後死亡。3月1日の尿培養
は腸球菌3+であった。
1600
79歳
94歳
男
男
2021年7月10日
2022年2月5日
2021年8月20日
2022年3月27日
不明
FK7441
2回目
3回目
既往歴:高血圧症、2型糖尿病、腰部脊柱管狭窄症
処方薬:ノボラピッド注、トレシーバ注、アムロジピ
ン、テネリア、ミグリトール
2回目接種41日後朝、自宅で倒れ救急搬送。病院で
死亡が確認された。
本屍には、溢血点発現、心臓内暗赤色流動性血液
の貯留、内臓諸臓器のうっ血性変化といった、いわ 左室破裂による心嚢血腫
ゆる急性死の所見を認める。左室には破裂創を認
め、心嚢内に軟凝血塊が貯留する。組織学的に、左
室の破裂部に出血及び好中球浸潤を認める。死因
に影響を及ぼす損傷を認めず、中毒学的検査で異
常を認めない。したがって死因は急性心筋梗塞に起
因した左室破裂による心嚢血腫と考える。
病歴:左肺がん、左肺がん放射線治療後(2019年3月)、陳旧性
心筋梗塞、冠攣縮性狭心症、前立腺がん(経過観察)、高血
圧、狭心症、前立腺肥大、肺がん再発、過活動膀胱
併用薬:コニール、ニコランジル、ロサルタン、ロスバスタチン、ジ
ルチアゼム、アセチルサリチル酸、タケルダ、ユリーフ、ベオー
バ、タンドスピロン
左肺癌放射線療後、肺癌再発にて緩和フォロー中であった。
3回目接種翌日から、摂氏38度の発熱が発現した。接種2日後、
39度の発熱及び咳嗽が発現した。SARS-Cov2-PCR検査(陰
性)。接種3日後、CTR X2g(当日のみ)、LVFX 500mg/5日、ロキ
ソプロフェン60mg 3T/日とレバミピド100mg 3T/日が処方され
た。解熱傾向があった。接種4日後接種8日後、電話にて増悪な
いことを確認した。接種50日後、肺癌進行し、死亡。
状態悪化
ブドウ球菌性敗血症
(~7/8の情報に基づく)
1599
ショック
関連あり
解剖(線維系によ
る膜肥厚、マクロ
ファージ、リンパ
球生体の炎症細
胞浸潤)、血液検
査
関連あり
(CRP4.79mg/dL
(上昇)、NTproBNP3706pg/
mL)、胸部X線
(右胸水あり)、心
電図
血液検査、血液
培養(MRSA1+、
ショックの中、静
脈血培養が施行
された。汚染の可
能性も否定でき 評価不能
ない。)、胸部
Xp、尿培養
不明
不明
γ
γ
接種内容とその情報が不明。接種から死亡までの経緯も
不明。死亡日も不明で評価は困難。
γ
※~12/16から変更なし。
※~1/20から変更なし。
心膜炎は市中感染症などを契機として自然発生すること
が知られている疾患であり、ワクチンによる心膜炎なの
か、ワクチンとは関係の無い自然発生した心膜炎なのか
を判別することは困難である。また、大動脈解離による心
タンポナーデが死因と診断されているが、高齢であること
を考えると、大動脈解離の発生もワクチンが原因であると
断定できない。以上から、ワクチンとの因果関係を有と判
断することはできないと考えた。
心膜炎は市中感染症などを契機として自然発生すること
が知られている疾患であり、ワクチンによる心膜炎なの
か、ワクチンとは関係の無い自然発生した心膜炎なのか
を判別することは困難である。また、大動脈解離による心
タンポナーデが死因と診断されているが、高齢であること
を考えると、大動脈解離の発生もワクチンが原因であると
断定できない。以上から、ワクチンとの因果関係を有と判
断することはできないと考えた。
γ
※~12/16から変更なし。
有(感染症(原発
不明))
γ
有(左室破裂に
よる心嚢血腫と
考えられる)
γ
接種内容とその情報が不明。接種から死亡までの経緯も
不明。死亡日も不明で評価は困難。
(コメント無し)
※~12/16から変更なし。
※~1/20から変更なし。
γ
(コメント無し)
※~1/20から変更なし。
(~7/8の情報に
基づく)
心嚢内出血
急性心筋梗塞
心室破裂
解剖、CT、画像
診断(心嚢液貯
留、左血胸)
評価不能
(~6/10の情報
に基づく)
糖尿病、高血圧が基礎疾患としてあり、剖検でも冠動脈
の高度の狭窄があった。本剤によって心筋梗塞が発症し
た可能性は低い。
γ
※~12/16から変更なし。
糖尿病、高血圧が基礎疾患としてあり、剖検でも冠動脈
の高度の狭窄があった。本剤によって心筋梗塞が発症し
た可能性は低い。
※~1/20から変更なし。
外傷性血胸
心嚢液貯留
新生物進行、呼吸困難感が進行
状態悪化
(~7/8の情報に基づく)
検視
不明
SARS-Cov2→関連なし
PCR検査(陰性)、
血液検査、血液
(~7/8の情報
培養、胸部X線
に基づく)
233
不明
γ
(コメント無し)
※~12/16から変更なし。
γ
(コメント無し)
※~1/20から変更なし。
症例No