資料1-3-1 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(コミナティ筋注) (246 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00059.html |
出典情報 | 第92回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第27回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(3/10)《厚生労働省》 |
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年齢
(接種
時)
性別
接種日
発生日
(死亡日)
ロット番号
接種回数
死因等
(報告者による見解・考察等)
基礎疾患等
報告書上の記載
1664
1665
1666
1667
1668
50歳代
79歳
77歳
72歳
93歳
女
男
男
女
男
2022年6月25日
2022年2月2日
2021年6月頃
2022年7月1日
2022年7月10日
2022年6月26日
2022年2月3日
2022年3月31日
2022年7月7日
2022年7月11日
不明
FF2018
不明
FM7534
FP9647
3回目
3回目
2回目
3回目
4回目
ワクチン3回目接種当日の夕方に吐き気があり、市
内のメディカルセンターを受診し、胃腸炎との診断を
受けた。接種1日後の朝、嘔吐と吐血があり、緊急搬
送され消化管出血が確認され、マロリー・ワイス症候 マロリー・ワイス症候群、消化管出
群と診断された。その当日に死亡された。患者は、 血
消化器系に既往歴は無かった。1回目、2回目のコロ
ナウイルスワクチン接種時には重篤な副反応は無
かった。
予診票での留意点は無し
2022年2月2日午前に、ワクチン3回目接種を受けそ
のまま仕事に就いた。接種1日後の深夜運転中、蛇
行運転をしだし(後続車も目撃)道路構造物に何度か
衝突した後、別の構造物に激突して停止。病院に搬
送された。搬送先の診療録にて40.1℃の発熱の記
載あり。搬送後約6時間で死亡。自損事故ではある
が、原因不明のため司法解剖実施。頸椎骨折と肝
臓挫傷があり、前者と後者による出血ショックが直接
死因。蛇行運転の原因はワクチン副反応としての高
熱(40.1℃)と判断。
本人より2021年6月頃にワクチン2回目接種をすませ
ていると病歴聴取したが確認は取れない。
ワクチン接種の約半年後、四肢筋力低下と嚥下障
害、誤嚥性肺炎で緊急入院。2021年10月頃から弱っ
てきたと訴えあり。体動により両上肢の肩の痛み、
左上肢に筋力低下を強く認めた。嚥下不能。下肢先
端にチアノーゼ。坐位血圧70台に低下、臥位で血圧
100~110。意識清明。肺炎が治っても臥床状態持
続。起立性低血圧のため坐位になれない。構音障
害はないが、嚥下不能で経管栄養が続いた。ワクチ
ン接種の約9か月後、巡回時に心停止で発見され
た。心突然死。
因果関係
(報告医評価)
他要因の可能
性の有無
(報告医評価)
対応するMedDRA PT
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
マロリー・ワイス症候群
不明
不明
不明
γ
コメント
ワクチンの副反応で嘔吐があるものの、マロリー・ワイス
症候群を起こすほどの激しい嘔吐かどうかに関する情報
がない。飲酒の情報もない。消化管出血はマロリー・ワイ
ス症候群によるものである。
専門家による評価【令和5年3月10日時点】
評価に用いた報告内容注2
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
γ
※~12/16から変更なし。
コメント
資料番号
ワクチンの副反応で嘔吐があるものの、マロリー・ワイス
症候群を起こすほどの激しい嘔吐かどうかに関する情報
がない。飲酒の情報もない。消化管出血はマロリー・ワイ
ス症候群によるものである。
※~1/20から変更なし。
胃腸出血
出血性ショック
出血性ショック
頸椎骨折
頸椎骨折
肝挫傷
肝挫傷
解剖
肋骨骨折
肋骨骨折
肺気腫
肺気腫
外傷性ショック
外傷性ショック
関連あり
無
γ
心筋炎は自然発生することも知られている疾患であるた
め、ワクチンによる心筋炎なのか、ワクチンとは無関係に
発生した心筋炎なのかを鑑別することは困難である。
γ
※~12/16から変更なし。
心筋炎は自然発生することも知られている疾患であるた
め、ワクチンによる心筋炎なのか、ワクチンとは無関係に
発生した心筋炎なのかを鑑別することは困難である。
※~1/20から変更なし。
自律神経失調
①血管自律神経障害、②起立性低
血圧、③四肢筋力低下と嚥下障
害、④神経痛性筋萎縮症スペクトラ 嚥下障害
ム
不明
評価不能
不明
γ
(コメント無し)
※~12/16から変更なし。
γ
(コメント無し)
※~1/20から変更なし。
神経痛性筋萎縮症
病歴:認知症、高血圧症、脂質異常症
併用薬:メマリ-、セロクエル、ロナセン、ジプレキ
サ、ポラプレジンク、テルミサルタン
ワクチン3回目接種後は特に変わりなかったが、接 肺塞栓
種6日後の夕方に自宅内で意識消失、救急搬送。病
着時、心肺停止。搬送先より肺塞栓の可能性を指
摘。
病歴:高血圧、肺炎、右肺がん
併用薬:メインテート、アダラートCR、アジルバ
ワクチン4回目接種の約9時間後、発熱あり。同日、
解熱剤(アセトアミノフェン)内服。接種翌日の未明、
心肺停止となり救急要請。COVID-19抗原定性検
査、陰性。
行政解剖がおこなわれ、血中及び髄液中サイトカイ
ンが上昇し、免疫グロブリンE(IgE)高値が認められ、
組織像では誤嚥性肺炎が認められた。高熱で意識
が低下し、それに伴う誤嚥が肺炎につながったと考
えられる。
(~11/11の情報に基づく。)
専門家による評価【令和5年1月20日時点】
報告医が
死因等の判断に
至った検査
肺塞栓症
不明
評価不能
有(肺動脈血栓
塞栓症)
γ
剖検やCTが実施されていないので、肺塞栓と診断するに
は情報不足。
γ
※~12/16から変更なし。
剖検やCTが実施されていないので、肺塞栓と診断するに
は情報不足。
※~1/20から変更なし。
肺炎
肺炎、肺水腫
低差酸素脳症、冠動脈石灰化、肺
癌
誤嚥性肺炎
(~11/11の情報に基づく。)
肺水腫
不明
行政解剖
評価不能
(~11/11の情報
に基づく。)
有(肺炎、右肺
癌あり)
くも膜下出血
頭部CT
評価不能
有(不明)
誤嚥性肺炎
血液検査
評価不能
無
低酸素性虚血性脳症
冠動脈硬化症
γ
(コメント無し)
※~12/16から変更なし。
γ
(コメント無し)
※~1/20から変更なし。
肺の悪性新生物
誤嚥性肺炎
1669
※No.1622と
同一の症例
35歳
につき、
No.1622 に
統合
1670
85歳
女
男
2022年2月25日
2022年6月15日
2022年3月28日
2022年6月20日
FL7646
FP9647
3回目
予診票での留意点は不明
ワクチン3回目接種の16日後、昼寝中の頭痛、頭部
CTで右内頸動脈破裂によるくも膜下出血
3回目
予診票での留意点はなし
不明日夜、悪寒戦慄の訴えあり、38℃の熱発を認め
る。その約1時間後には嘔吐(食物残渣様)あり、体
温は40℃まで上昇、呼吸状態悪化(SpO2 71%)を認
める。食事、内服中止し、点滴、酸素投与(10L)開
始。COVID-19検査は陰性。翌日も熱発継続
(37.4℃、解熱剤使用)、聴診上両側肺に断続性ラ
誤嚥性肺炎
音、採血データ上炎症反応の上昇(WBC8000、
Neut92.9%、CRP9.56)、誤嚥性肺炎の診断にて抗生
剤ピペラシリン・タゾバクタムを開始。ワクチン3回目
接種5日後、呼吸改善を認めず、意識レベルはJCS
Ⅲ-300と悪化。採血上もデータの悪化(WBC18200、
Neut93.8%、CRP23.7)を認め、抗生剤をメロペネムに
変更。同日夜間帯徐々に血圧低下し、死亡確認。
くも膜下出血
246
γ
(コメント無し)
※~12/16から変更なし。
γ
(コメント無し)
※~1/20から変更なし。
症例No