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首都直下地震等による東京の被害想定 報告書一式 (163 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000902/1021571.html
出典情報 首都直下地震等による東京の被害想定(5/25)《東京都》
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3.4

ライフライン被害

3.4.1

電力

<手法の概要>


震度6弱以上のエリアで建物倒壊や液状化に伴う電柱の傾斜や沈下、火災による配電
線の焼失等により、配電線が切断された範囲で停電する 。



建物焼失、電柱被害及び地中供給に係る路上設置機器の損壊による停電軒数を算出す
る。

<結果の総括>


配電設備被害による停電率は都心南部直下地震(冬・夕方、風速 8m/s)のケースで最
大となり、都内の停電率は平均で 11.9%と想定される。


配電設備被害による停電の復旧完了 ※ は約4日後になると想定される。




延焼による停電を除く。

拠点的な施設・機能(発電所、変電所、及び基幹送電網等)の被災は、定量評価結果
には含まれていないため、被災状況により、被害が大幅に増加し、復旧期間が長期化
する可能性がある点に留意する必要がある。



なお、こうした定量化できていない被害の影響等については、過去の被害等を踏まえ
被害様相を作成した。(第5章P5-44 に記載)

<結果の概要>
表 配電設備被害による停電率
冬・夕方、風速8m/s
想定地震

停電率(%)

都心南部直下地震

11.9%

多摩東部直下地震

9.3%

大正関東地震

4.0%

立川断層帯地震

2.2%

想定地震

停電率(%)

都心南部直下地震

9.5%

多摩東部直下地震

7.5%

大正関東地震

3.6%

立川断層帯地震

1.7%

冬・昼、風速8m/s

3-36