よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


首都直下地震等による東京の被害想定 報告書一式 (401 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000902/1021571.html
出典情報 首都直下地震等による東京の被害想定(5/25)《東京都》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

6.7.3

物資

ア.手法の概要


食料、飲料水、毛布の3品目について、避難所避難者数や断水人口の想定結果に基づ
いて算出する。


食料:阪神・淡路大震災における被害実績を踏まえて、避難所避難者数の 1.2 倍
に相当する需要人口がいるものと想定( =避難所避難者以外にも対応を要する食
料需要があるものと想定)





飲料水:断水人口に相当する需要人口がいるものと想定



毛布:避難所避難者数に相当する需要人口がいるものと想定

食料、飲料水については家庭内備蓄率を考慮する場合には、追加の物資は不要と する。
避難所避難人口

断水人口

×1.2倍

食料需要量

毛布需要量

飲料水需要量

1人1日3食

1人2枚

1人1日3リットル

算出フロー
イ.計算式やパラメーター設定


発災から1週間で必要となる物資量を算出する。



食料、飲料水については、都が令和3(2021)年に実施したアンケート調査結果に基
づいて家庭内備蓄率を考慮し、公的な対応(都、区市町村、国)が必要な物資量を示
す。家庭内備蓄については、以下に示した期間別の家庭内備蓄率に基づいて、備蓄が
ある間は備蓄が不要なものと想定する。ただし、建物被害によって避難所避難する人
は全員に物資が必要なものとする。



項目別の対象者と1人あたりの必要量については、阪神・淡路大震災を踏まえた中央
防災会議[2012, 13]を参考として、以下のとおり設定する。
食料

対象者

1人あたりの必要量

避難所避難人口の 1.2 倍

1人1日3食

=避難所避難者以外の食料需要を考慮
飲料水

断水人口

1人1日3リットル

毛布

避難所避難人口

1人2枚

食料
飲料水

5.6%
7.3%

0%
1日間

13.2%

29.5%

14.4%

26.4%

20%
2日間

25.9%
19.7%

40%
3日間

60%

4~6日間

1週間以上

図 家庭内備蓄率 18

18

都が令和3(2021)年に実施したアンケート調査結果に基づく

6-74

20.4%
21.0%

80%

5.4%
11.2%

100%

1日分未満(備蓄なし)