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首都直下地震等による東京の被害想定 報告書一式 (435 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000902/1021571.html
出典情報 首都直下地震等による東京の被害想定(5/25)《東京都》
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(3)対応策
①家具の固定
転倒する可能性がある本棚等の家具や、オフィスに おけるコピー機等の什器を固定して
おく。
一方、家具固定器具等は、設置の仕方によっては十分な効果を発揮できず、長周期地震
動による長く大きい揺れに耐えられないおそれがあるため、 壁や天井に家具や書棚等を据
え付ける等の対策を講じる。
②耐震性の確認
長周期地震動のデータを用いてビルの耐震性を検証し、必要に応じて耐震性を高める対
策を講じる。
国土交通省住宅局は、平成 28(2016)年6月ににおいて、既存の超高層ビル等の耐震性
についての再検証と対策を都道府県に求めており 7 、国立研究開発法人建築研究所のホーム
ページにおいて、必要なデータ等を公表している。 8
③耐震補強の実施
建物の耐震性を向上する対策として、制震ダンパーを建物外周部に設置する方法や、屋
上に揺れを吸収する装置を設置する方法等があり、前者は、東日本大震災以前 に施工され
たものでも震災時に大きな被害が発生せず、ビル内のテナントが業務を継続できた事例が
ある。 9

7

8

9

国土交通省「超高層建築物等における南海トラフ沿いの巨大地震による長周期地震動対策について
(技術的助言)(国住指第 1111 号)」
建築研究所「長周期地震動対策に関わる技術資料・データ公開特設ページ」
https://www.kenken.go.jp/japanese/contents/topics/lpe/index.html
日本建設業連合会「耐震改修事例集」
新宿センタービル(平成 24(2012)年作成):
https://www.nikkenren.com/kenchiku/qp/pdf/17/017.pdf
新宿三井ビルディング(平成 27(2015)年作成):
https://www.nikkenren.com/kenchiku/qp/pdf/92/092.pdf

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