用

語

固有周期

説 明
・周期とは、物体が振動するときの揺れが１往復にかかる時間
・固有周期は、その物体が最も揺れやすい周期で物体の性質により
異なる。
・地震動の周期と一致すると建物が共振し揺れが大きくなる。

災害関連死

・災害による家屋の倒壊や火災、水難など災害の直接的な被害によ
る死ではなく、避難生活の疲労や環境の悪化などによって、病気
の発症や持病の悪化などにより死亡

災害拠点病院

・地震・津波・台風等の災害発生時に主に重症者の収容・治療等を
行う病院

災害廃棄物

・災害に直接起因して発生する廃棄物のうち、生活環境を保全する
上で支障となる、市区町村等が処理するもの。
・東京都災害廃棄物処理計画では以下が対象
〇被災した住民の排出する生活ごみ（通常生活で排出される生活
ごみは除く。）
〇避難施設で排出される生活ごみ（避難所ごみ）
〇一部損壊家屋から排出される家財道具（片付けごみ）
〇被災建築物の解体撤去で発生する廃棄物
〇道路啓開や救助捜索活動に伴い生じる廃棄物
〇被災施設の仮設トイレからのし尿
〇被災した事業場からの廃棄物（事業活動に伴う廃棄物は除く）
〇その他、災害に起因する廃棄物

相模トラフ

・日本列島が位置する陸のプレートの下に南方からフィリピン海プ
レートが沈み込んでいる場所
・プレート境界が固着しているため沈み込みに伴い両プレートの間
にはひずみが蓄積されており、過去にはこのひずみを解放する大
地震（大正関東地震：大正 12（1923）年）が発生している。

朔望平均満潮位

・各月の朔（新月)又は望(満月)の日の前２日、後４日以内に現れる
各月の最高潮位の平均

差分法

・統計的グリーン関数法は短周期地震動の評価に、差分法は長周期
地震動の評価に使われている。
・今回の被害想定では、計算機資源の限界でできなかった南海トラ
フ巨大地震を除き、統計的グリーン関数法と差分法で地震波形を
計算し、マッチングフィルターを使って合成している。

地震最大加速度

・地震動の強さの指標の一つで地表での加速度の最大値のこと
・震度と同様、ある場所においてどれだけ強く地面が揺れたかを表
すもの

（PGA）
最大速度
（PGV）
地震時管制運転装
置

・地震動の強さの指標の一つで観測した速度記録の最大振幅値を表
すもの
・地震の揺れを検知した場合にエレベーターを最寄階に停止して戸
を開放させる装置
・なお、現行の建築基準法においてはＰ波を検知できる必要があ
り、Ｐ波検知器がなくＳ波のみ検知する装置は既存不適格

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