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首都直下地震等による東京の被害想定 報告書一式 (83 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000902/1021571.html
出典情報 首都直下地震等による東京の被害想定(5/25)《東京都》
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2.5.2

津波数値シミュレーションの計算条件

(1)津波数値シミュレーションの計算条件を下表に示す。
堤防等の条件は、国土交通省の「手引き」 21 に従い設定する。
なお、堤防等の耐震化については、令和3 (2021)年度末時点の都における整備状
況を考慮し設定した。


津波計算条件
今回の津波計算

潮位(天文潮)
標高

地形モデル
粗度係数

盛土構造物
堤防・護岸

コンクリート

等の線的構

構造物

造物

水門
樋門等
陸閘

朔望平均満潮位
10m メッシュ地形データ作成
(国土地理院の最新の 5mDEM データ等を活用)
土地利用状況に応じた粗度係数
(小谷ほか(平成 10(1998)年)
・耐震性なし:沈下量比高 75%(越流破堤)
※沈下量定量評価ありの場合はその結果を反映
・耐震性あり:健全(越流破堤)
・耐震性なし:地震と同時に比高0
・耐震性あり:健全(越流破堤)
・常時閉鎖又は地震後津 波来襲までに確実に操作 可
能な施設は閉鎖状態
・それ以外は開放状態

地殻変動

陸域:隆起量は考慮しないが沈下量は考慮
海域:隆起量、沈降量ともに考慮

計算時間

十分な計算時間(12 時間)を設定

(2)津波数値シミュレーションの計算の流れを下図に示す。

図 津波計算の流れ(「手引き」より改変)

21

国土交通省「津波浸水想定の設定の手引き Ver.2.10(令和元(2019)年)」

2-48