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首都直下地震等による東京の被害想定 報告書一式 (322 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000902/1021571.html
出典情報 首都直下地震等による東京の被害想定(5/25)《東京都》
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東京の地域別リスクシナリオ

8.1 繁華街(商業施設、雑居ビル、地下街等)

8.2 ターミナル駅

地震発生直後

地震発生直後

○ 日本語が不自由な訪日外国人や土地勘のない都外からの観光客等の来街者への避難誘導や救出救助

○ 東京駅や品川駅、新宿駅、渋谷駅、池袋駅をはじめとするターミナル駅には、膨大な利用客や駅周

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活動が困難となる 。

辺の滞留者が、公共交通機関に関する情報や当面の間の居場所等を求めて殺到する。


○ 雑居ビル等において、建物の損壊や飲食店等からの火災が発生する。


雑居ビルは通路や階段等が狭く、火災時には特に避難や救出救助活動が困難になる。消火活動

理解していないために、避難誘導等が困難となり混乱につながる。


も難航し、ビル全体や隣接する建物への延焼に拡大する。


屋外の看板や空調機、外装材などが落下し、多数の死傷者が発生する。



スプリンクラーが稼働し、店舗の商品等が汚損する。

訪日外国人や都外からの観光客等の来街者の多くは、駅周辺の施設や道路等の地理的な情報を
駅構内で混雑による群集雪崩等が発生する。

○ 公共交通機関の停止に伴い、大量の帰宅困難者が発生する92。


○ 繁華街は、昼間の発災では、観光や会食など私事目的での来街者が多く、職場や宿泊先など、行き

混乱が収まるまで帰宅を開始しないように呼びかけがなされるが、徒歩での帰宅を開始しよう
とする者も出始め、道路上が大混雑となる。

場のない帰宅困難者等が多数発生する。

○ ターミナル駅や連接する店舗・商業施設において、階段等で転倒・転落や、落下物・ガラス飛散に



膨大な数の帰宅困難者等が、周辺の一時滞在施設を訪れ、収容しきれなくなる可能性がある。

よる負傷者が発生する。



徒歩での帰宅を開始しようとする者も出始め、道路上が大混雑となり、群集雪崩等が発生する



多数の利用客がいる状態で天井や壁が崩落した場合、多数の死傷者が発生する可能性がある。

可能性がある。また、消火活動や救出・救助活動の妨げとなり、被害が拡大する可能性がある。



施設の安全確認のため、施設から路上等へ滞留者が避難誘導され、大混乱となる。



駅周辺の滞留者(訪日外国人や都外旅行者を含む)が、ターミナル駅のホームや駅周辺、連絡

○ 地下街において停電が発生すると、昼間であっても採光ができず、歩行困難となり、事故リスクが
増大する。また、発災後に、滞留者が狭い通路や出口付近の階段に殺到することで群集雪崩等が発

橋等に殺到し、長時間身動きできなくなったり、パニック等により群集雪崩等が発生して多数

生し、死傷者が多数発生する可能性がある。

が死傷する可能性がある。


○ 多数の観光客等の存在や、混乱等により、負傷者が多数に上り、生き埋め者も多数みられる中で、
救出救助活動が困難となる。迅速に救助が行えない場合、多数の死者が発生する可能性がある。


るため、周辺の道路通行が特に困難となる。


大規模集客施設において天井落下等が発生した場合、多数の死傷者が発生する。避難の際に混
雑が激しい場合、群集雪崩等が発生する可能性がある。



主要なターミナル駅の周辺に、帰宅しようとする者や、運行情報等を求める者が多数押し寄せ
地下鉄駅において、停電により照明が非常誘導灯等のみとなったり、放送設備が使えなくなっ
たりした場合、利用者等の誘導が困難となる可能性がある。

雑居ビルや地下街等では、室内や通路に入れる救助隊の数が限定されたり、照明の不足などに
より、救出救助活動が難航する。

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新宿、渋谷、池袋等の繁華街のように、商業施設が集中して立地しており、訪日外国人や都外観光客等を含めて膨大な来街
者を伴う場合。

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駅周辺帰宅困難者対策協議会の事業者等が、地震発生直後から滞留者の安全確保や避難誘導を行っている駅では、混乱等が
最小限に抑えられる。

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