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首都直下地震等による東京の被害想定 報告書一式 (392 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/torikumi/1000902/1021571.html
出典情報 首都直下地震等による東京の被害想定(5/25)《東京都》
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6.6.3

上水道

ア.手法の概要


断水率は、地表速度分布や液状化分布等を基に、水道管路の物的被害率により求める。



水道管路の被害率と断水率との関係は、阪神・淡路大震災を含む過去の地震時の被害
実態に基づき設定された川上(平成8(1996)年)の手法を採用する。



水道管路の被害率は、阪神・淡路大震災を含む過去の地震時の被害実態に基づき設定
した標準被害率を、東日本大震災における水道管路の被害実態を踏まえ、液状化危険
度ランク別及び管種・管径別に補正する。



以上のとおり、水道管路の被害以外の被害が考慮されていないため、被災状況により、
断水率や対象地域、復旧期間は大きく増加する可能性がある。

配水管
管種・管径別延長

地震動分布
(地表速度)

地表速度に関する
標準被害率
管種・管径別
の補正係数

液状化分布
(PL 値)

液状化に関する
補正係数

配水管被害率

断水率

算出フロー
イ.計算式やパラメーター設定


水道管路(配水管)の被害率と断水率との関係式(阪神・淡路大震災を含む過去の地
震時の被害実態に基づく)は以下のとおり。
断水率(発災翌日)=1/{1+0.307×(配水管被害率) -1.17 }
配水管被害率(箇所/km)=配水管被害数(箇所)/配水管延長(km)
配水管被害箇所数=標準被害率×液状化危険度ランクによる補正係数×管種・管径別
の補正係数×延長
標準被害率(阪神・淡路大震災を含む過去の地震時の被害実態に基づく。)
標準被害率(箇所/km)=2.24×10 -3 ×(地表速度(cm/sec)-20) 1.51

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