令和6年版 男女共同参画白書 (108 ページ)
出典
公開元URL | https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html |
出典情報 | 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》 |
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かなどの二者択一を迫られることなく、睡眠
は、生きがいの観点、経済的安定の観点から
時間や自分のための時間等を削ることなく、
も非常に重要である。また、企業にとっては、
持続可能な形で自らの理想とする生き方と仕
少子高齢化が進展する中で、必要な労働力を
事を両立することが可能となれば、キャリア
確保し、労働生産性をより向上させるために、
継続、キャリアアップのモチベーションとな
従業員の健康支援は必要不可欠である。健康
るだろう。
経営に関する取組は、既に大企業を中心に行
育児・介護との両立支援の制度は整いつつ
われているが、今後は、中小企業等での取組
ある今、いかに制度を有効に活用するかが問
も拡大させていくことが重要である。
われている。両立支援は新たなステージを迎
女性も男性も、仕事か家庭か、仕事か健康
特- 69 図
えている。
両立支援は新たなステージへ
・人生100年時代において、男女ともに自らが健康であり、自らの能力を発揮できる環境が重要。
・少子高齢化の進展の中で、労働力の確保・労働生産性の向上のためにも健康支援は必要不可欠。
・これらが、持続可能な形で自らの理想とする生き方と仕事の両立を可能にする要素になり得る。
「昭和モデル」
・家庭や健康管理は専業主婦
の妻に任せ、夫は仕事に
まい進する社会
・男性中心の職場環境
・長時間労働や転勤を当然と
する雇用慣行
全ての人が希望
に応じて、家庭
でも仕事でも活
躍できる社会
「令和モデル」
社会構造・
人口構造等の変化
少子高齢化
生産年齢人口の減少
家族の姿の変化、人生の多様化
・女性管理職の増加
・従業員のプレゼン
ティーイズム改善
・生産性の向上
・持続的な経済成長
の実現には、
「健康」が基盤
男女ともに希望する誰もが
生き生きと活躍できる社会
企業
社会
健康の維持・増進
○男女の特性や年齢に応じた
健康支援や健康経営の推進
○フェムテック活用等による
働く女性の健康支援
○相談しやすい環境の整備
○柔軟な働き方の整備
(テレワーク、フレックス勤務等)
○長時間労働の是正と業務の
効率化
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1
令和5年度男女共同参画社会の形成の状況
人生100年時代
・女性だけでなく、男性を含む
全ての人が働き方を変革
・男女ともに子育てや介護を
しながら働ける
・仕事と健康を両立できる
・誰もが希望する生き方を選択
・女性の経済的自立
・中長期的な就業継続、
キャリア形成
・ウェルビーイング向上
・健康寿命の延伸
○健康に関する正しい知識
の習得
○男女の特性を踏まえた互
いの健康課題への理解
○適切な通院や健診の受診
○心身の健康状態の改善に
向けた適切な対処(治療
との両立含む)
個人
( 従業員)