令和6年版 男女共同参画白書 (276 ページ)
出典
公開元URL | https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html |
出典情報 | 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》 |
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関係法令を厳正かつ適切に運用し、売春の相手
売買春の防止に向けた広報啓発及び教育・学
方に対する対策や周旋行為の取締りを一層強化す
習の充実を図る。
【内閣府、法務省、文部科学省、
る。
【警察庁、法務省】
厚生労働省】
6
第
分野
男女共同参画の視点に立った貧困等生活上の困難
に対する支援と多様性を尊重する環境の整備
貧困等生活上の困難に直面
第1節
する女性等への支援
ア
就業・生活の安定を通じた自立に
向けた取組
①
男女の均等な機会及び待遇の確保の徹底、男女
間の賃金格差の解消、女性の就業継続や再就職の
て包括的な支援を行い、その自立を促進するため、
生活困窮者自立支援法(平成 25 年法律第 105 号)
に基づく相談支援、就労支援、居住支援、家計改
善支援等を行う。
【厚生労働省】
イ
ひとり親家庭等の親子が安心して
生活できる環境づくり
①
ひとり親家庭の実情に応じ、マザーズハロー
支援、職場における各種ハラスメントの防止並び
ワーク、母子家庭等就業・自立支援センター等に
に政府の支援情報を一元的に提供する「女性応援
おいて、ひとり親を含む子育て女性等に対するき
ポータルサイト」の運営により、ワーク・ライフ・
め細かな就職支援を実施する。また、ひとり親家
バランスの推進等に向けた取組を行う。
【内閣府、
庭の親等の就労支援に資する職業訓練や各種雇
厚生労働省】
用関係助成金の活用を推進する。さらに、就職に
②
男性に比べ女性の方が雇用者に占める非正規雇
有利になる資格の取得や主体的な能力開発の取組
用労働者の割合が高いことが女性が貧困に陥りや
を促進し、生活の安定を図るため、ひとり親家庭
すい背景の一つとなっていることから、公正な待
の親に対する給付金等により、ひとり親家庭の生
遇が図られた多様な働き方の普及、正規雇用労働
活の安定に資する就業に向けた資格取得を促進す
者と非正規雇用労働者との間の不合理な待遇差の
る。加えて、企業に対して、ひとり親の優先的な
解消等を推進する。
【厚生労働省】
雇用について協力を要請し、助成金を通じて企業
③
令和6(2024)年 10 月から中小企業等で働く
の取組を支援するとともに、マザーズハローワー
短時間労働者に対する被用者保険の適用拡大を着
ク等において、協力企業に関する情報を提供する。
実に実施するとともに、更なる適用拡大の検討を
【こども家庭庁、厚生労働省】
進める。
【厚生労働省】
②
④
ひとり親家庭等が安心して子育てをしながら生
DV被害者等セーフティネット強化支援事業に
活できる環境を整備するため、以下の取組を含め
よる交付金の交付により、官民連携の下で民間
た総合的な支援を展開する。
【内閣府、こども家
シェルター等による先進的な取組を推進する都道
庭庁、厚生労働省、国土交通省】
府県等への支援を行う。
(再掲)
【内閣府、法務省、
・ ひとり親世帯や住宅困窮度の高い子育て世帯
厚生労働省、国土交通省、関係省庁】
⑤
に対し、公営住宅への優先入居や、民間賃貸
生活困窮者の抱える課題は、経済的困窮を始
住宅を活用したセーフティネット登録住宅の推
めとして、就労、病気、住まいの不安定、家庭の
進、登録住宅の改修、入居者負担の軽減、居住
課題、家計管理の課題、債務問題など多岐にわた
支援等への支援を通じ、住まいの確保を支援し
り、かつこうした課題を複数抱えている場合もあ
ている。
る。こうした生活困窮者のそれぞれの状況に応じ
260
③
第2部
・ ひとり親家庭の子供に対し、放課後児童クラ
令和6年度に講じようとする男女共同参画社会の形成の促進に関する施策