令和6年版 男女共同参画白書 (241 ページ)
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公開元URL | https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html |
出典情報 | 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》 |
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れ、中小企業担当及び女性担当閣僚が出席し、令
外務省、経済産業省、関係省庁】
②
国際会議や多国間協議において合意文書にジェ
する事項を盛り込むよう取り組むとともに、令和
づき、幅広い議論が行われた。同会合に参加した
5(2023)年に我が国がG7議長国を務めるに
小倉將信内閣府特命担当大臣(男女共同参画)か
当たっては、G7サミット及び閣僚会合において
らはデジタル分野における女性の起業支援につい
ジェンダーの視点を取り入れた議論を進めるよう
て発言を行い、里見隆治経済産業大臣政務官から
取り組み、各閣僚会合の声明においてジェンダー
は「女性起業家支援パッケージ」や大阪・関西万
の視点が反映された。
【外務省、関係府省】
博「ウーマンズ・パビリオン」を起点とした女性
活躍の発信について説明を行った。
また、女性と経済フォーラムに併せて、日米韓
三か国会議が開催され、女性の経済的安全保障を
推進する国内外の取組、宇宙分野を含むSTEM
分野における女性・女児の活躍推進への取組、家
事・介護のインフラ整備の推進等について、三か
ジェンダー平等と女性・女児
第3節 のエンパワーメントに関する国
際的なリーダーシップの発揮
ア
国間で意見交換が行われた。同会議には小倉將信
開発協力大綱に基づく開発協力の
推進
内閣府特命担当大臣(男女共同参画)が出席し、
① 令和5(2023)年6月改定の「開発協力大綱」
(令
日米韓三か国は共通の目的に向かって取り組んで
和5年6月9日閣議決定)及び「女性の活躍推進
おり、経験を持ち寄り、議論を深めることは、ア
のための開発戦略」
(平成 28 年5月 20 日策定)に
ジア・太平洋地域におけるジェンダー平等、女性・
基づき、ジェンダー主流化及び女性の権利を含む
女児のエンパワーメントにとって重要であること
基本的人権の尊重を重要なものとして考え、開発
が確認された。
協力を適切に実施している。
【外務省、関係府省】
(OECD)
イ
女性の平和等への貢献や紛争下の
性的暴力への対応
①
国連安保理決議第 1325 号等の実施のための、
・ OECDにおいては、令和5(2023)年6月に
OECD閣僚理事会が開催され、
「強じんな未来
の確保:共通の価値とグローバル・パートナーシッ
第3次WPSに関する行動計画 に沿って、主に
プ」をテーマに議論が行われた。成果文書として
UN Womenや紛争下の性的暴力に関する事
採択された閣僚声明では、OECD各国がジェン
務総長特別代表(SRSG-SVC)事務所など
ダー平等に引き続きコミットすることが明記され
の国際機関への拠出により中東、アフリカ及びア
るとともに、ジェンダー平等に係るデータ収集プ
ジア地域のWPS分野に貢献しているほか、モニ
ログラムを歓迎する旨が記載された。また、12 月
タリングのための実施状況報告書及び外部有識
には第5回ジェンダー主流化作業部会が対面で開
者から構成される評価委員による評価報告書を作
催され、各国から優先課題と取組が共有される中、
成した。さらに、日本国内では 12 月に「WPS
日本からは男女共同参画の視点からの防災、イン
パネルディスカッション:国際平和と安全保障へ
ターネット上の女性に対する暴力及びジェンダー
の女性の参画促進に日本はどう貢献できるか?
統計に関する取組について報告した。
【内閣府、
―G7 GEAC・WAW!フォローアップイベン
8
8 女性と平和・安全保障の問題を明確に関連付けた初の安保理決議である「女性・平和・安全保障に関する国連安保理決議第1325 号」
(平成
12(2000)年10 月、国連安全保障理事会にて採択)を踏まえ、平成 27(2015)年以降、
「女性・平和・安全保障に関する行動計画」を策定・
実施。現在の第3次行動計画(令和5(2023)~令和 10(2028)年)では、①女性の参画とジェンダー視点に立った平和構築の促進、
②性的暴力及びジェンダーに基づく暴力の防止と対応、③防災・災害対応と気候変動への取組、④日本国内におけるWPSの実施、
⑤モニタリング・評価・見直しの枠組みの5つの項目からなっており、①~④について、中間評価報告書を3年目に策定予定。
225
11
男女共同参画に関する国際的な協調及び貢献
人々にとって強靱で持続可能な未来を創造」に基
分野
ンダー平等と女性・女児のエンパワーメントに関
第
和5(2023)年のAPECテーマである「全ての