令和6年版 男女共同参画白書 (255 ページ)
出典
公開元URL | https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html |
出典情報 | 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》 |
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多様で柔軟な働き方の実現
①
多様で柔軟な働き方の実現に向けた企業の取組
・ 時間を有効に活用でき、場所の制約を受けな
い勤務形態であるテレワークについて、適正な
労務管理下における普及促進や、中小企業への
導入促進に向けて、助成金の活用や専門家によ
・
男女とも育児・家事を担いつつ、希望に応じ
る無料相談対応など各種支援策を推進する。
【総
て仕事やキャリア形成との両立を可能とするた
務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省】
め、子の年齢に応じた柔軟な働き方を実現する
効率的・自律的に働ける制度であるフレック
ための措置、子の看護休暇制度の見直し、次世
スタイム制の導入時における適切な労務管理の
代育成支援に向けた職場環境の整備等に加え、
徹底を図る。
【厚生労働省】
介護離職を防止するための仕事と介護の両立支
・ 転勤に関する企業のニーズや動向を捉え、企
援制度の周知の強化等を内容とする育児休業、
業の転勤に関する雇用管理のポイントを整理し
介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福
た「転勤に関する雇用管理のヒントと手法」の
祉に関する法律及び次世代育成支援対策推進法
周知を通じて、労働者の仕事と家庭生活の両立
の一部を改正する法律(令和6年法律第 42 号)
の推進を図る。
【厚生労働省】
が第 213 回国会(令和6(2024)年)におい
・ 労働者全般の労働契約関係の明確化について、
て成立した。これを受け、その改正内容の円滑
労働基準法(昭和 22 年法律第 49 号)の労働条
な施行に向けた周知・広報等に取り組む。
【厚
件明示事項に就業場所・業務の変更の範囲を追
生労働省】
加する、労働基準法施行規則及び労働時間等の
中小企業事業主に対して、
「育休復帰支援プ
設定の改善に関する特別措置法施行規則の一部
ラン」モデル及び「介護支援プラン」モデルの
を改正する省令
(令和5年厚生労働省令第39号)
普及促進を図るとともに、プランの策定を支援
について、引き続きパンフレット等による周知・
する。加えて、労働者の柔軟な働き方に取り組
啓発を図る。
【厚生労働省】
む事業主が活用できる措置導入・運用マニュア
・ 不妊治療と仕事の両立を支援する企業内制度
ルの作成等により、制度の周知・理解促進を図
の導入に向けたマニュアルの周知や企業等を対
る。
【厚生労働省】
象とした研修会の実施等を行うとともに、くる
・ 働き続けながら子育てや介護を行う労働者の
みんプラス認定等の取得促進や、不妊治療を受
雇用の継続を図るための就業環境整備に取り組
けている労働者に休暇制度等を利用させた中小
む事業主に助成金を支給する。
【厚生労働省】
企業事業主に対する助成金の支給により、不妊
・ 時間単位の年次有給休暇制度について、子育
治療と仕事が両立できる職場環境の整備を行
て、介護、治療など様々な事情を抱えている者
う。
【厚生労働省】
が、柔軟に休暇を取得できるよう、働き方・休
・ 中小企業における女性の活躍推進を図るため、
み方改善ポータルサイトでの周知リーフレット
育児休業中の代替要員の確保や業務を代替する
及び導入事例の掲載等により企業への導入促進
周囲の労働者への手当支給等の取組を推進する
を図る。
【厚生労働省】
とともに、地域の中核企業を始めとした中小企
・ 労働者一人一人がライフステージに応じて多
業・小規模事業者が、自社が抱える経営課題の
様な働き方を選択できる勤務地・職務・労働時
解決に向け、多様な人材の確保・育成・活用や
間を限定した「多様な正社員」制度について、
職場環境改善による人材の定着を図るため、人
制度を導入する上での留意事項及び好事例の周
材戦略の検討・策定・実行のためのセミナー・
知、導入支援等を実施するとともに、企業が自
マッチング等を推進する。
【厚生労働省、経済
らの雇用管理上の課題を分析・把握し、ステッ
産業省】
プを踏んで「多様な正社員」制度等を選択・導
②
企業の経営者、業界単位の企業ネットワーク、
入できるよう、
「課題分析ツール」を作成する。
経済団体等と連携し、女性の活躍の必要性に関す
【厚生労働省】
る経営者や管理職の意識改革、女性の活躍やワー
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雇用等における男女共同参画の推進と仕事と生活の調和
・
・
第2分野
を促進する。