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令和6年版 男女共同参画白書 (30 ページ)

公開元URL https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html
出典情報 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》
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「M字カーブ」の問題は解消に向かっている

時間労働を前提とした雇用慣行や女性への家

ものの、
「L字カーブ」の存在に象徴される

事・育児等の無償労働時間の偏り、それらの

ように、様々なライフイベントに際し、キャ

根底にある固定的な性別役割分担意識などの

リア形成との二者択一を迫られるのは、依然

構造的な課題が存在している。

として多くが女性であり、その背景には、長

特- 10 図
(万人)
30
25

育児・介護による離職者数の推移(男女、年齢階級別・過去1年間の離職者)
<出産・育児のため>

24.7 1.2

20
15

12.6

26.0

1.4

0

12

1.7
14.8

13.7
12.3

10
5

21.5

(万人)
16
14.5
14

1.7

10.6

平成19
(2007)

平成24
(2012)

7.1
平成29
(2017)

8
6

7.8
10.1

10

4
2

4.4
令和4
(2022) (年)

0

<介護・看護のため>

2.4
5.0
2.3
1.4
0.8
平成19
(2007)

1.0
0.7
0.3 10.1

9.9

0.9 1.2
0.7
0.7
0.1
0.4
2.5
2.4
3.1
1.5

3.0

10.6
0.6
1.4

0.8
0.3

3.4
2.7

0.3
0.7 1.4 0.3 1.5
0.2
0.3
0.4
平成24
平成29
令和4
(2012)
(2017)
(2022)(年)

女性15~29歳

女性30~39歳

女性40~49歳

女性50~59歳

女性60歳以上

男性15~29歳

男性30~39歳

男性40~49歳

男性50~59歳

男性60歳以上

総数

(備考)1.総務省「就業構造基本調査」より作成。
「育児のため」及び「家族の介護・看護のため」

2.平成 19(2007)年調査における選択肢は、

2.ライフイベント時年齢の変化

結婚・出産年齢等が以前と比べて高くなっ

令和4(2022)年時点と約 40 年前の昭和

ている背景の1つとして、大学進学率の上

55(1980)年時点を比較すると、平均寿命は、

昇が考えられ、令和4(2022)年時点では、

男女とも8年延び、女性は 87.09 歳、男性は

大学(学部)への進学率が男女ともに 50%を

81.05 歳、高齢化率は、男女ともに3倍となっ

超えている(特-11図)


ている。また、平均初婚年齢 は、女性29.7歳、

このように、女性のライフイベント時の年

男性 31.1 歳、第1子出生時平均年齢は、女性

齢は変化し、人生も多様化している。それぞ

30.9 歳、男性 32.9 歳と、40 年前に比べて男

れのライフイベント時の年齢に応じた、健康

女ともにおおむね3~4歳上昇している。

への支援も重要となってくる。

12

12 令和4(2022)年時点での初婚年齢の最頻値は、男女ともに 27 歳(昭和 55(1980)年時点では女性 24 歳、男性 27 歳)と、
平均値よりも若いことに留意が必要である。平均値、最頻値、中央値等についての詳細は、
「令和4年版男女共同参画白書」コ
ラム1を参照。

14



令和5年度男女共同参画社会の形成の状況