令和6年版 男女共同参画白書 (84 ページ)
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公開元URL | https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html |
出典情報 | 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》 |
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更年期障害に関わる症状への対処法につい
い日の頻度をみると、
「月に3~4日以上(計)
」
てみると、女性では「市販の薬や漢方、サプ
とする者は、40~59 歳の女性で5割、40~
リメントを飲んでいる」を挙げる者の割合が
69 歳の男性で4割となっており、同年代で更
最も高く、次いで、
「ひどい時は休暇をとっ
年期障害に関わる「症状はない」とする者と
ている・休んでいる」
、
「病院や診療所に行っ
比べて2倍以上となっている。
ている」の順となっている。
また、心理的なストレスの状況をみると、
一方、男性の7割、女性の5割が「特に上
更年期障害に関わる「症状があり、更年期障
記のようなことはしていない」としており、
害だと思う」40~69 歳男性の4割、40~59
更年期障害に関わる症状に対し、十分に対処
歳女性の3割が「10 点以上(要注意)
」となっ
できていない可能性がある(特- 61図)
。
ており、同年代で更年期障害に関わる「症状
更年期障害に関わる症状は、男女ともに仕
はない」とする者と比べて2倍以上となって
事で大きな責任を負い、介護との両立が課
いる(特- 59 図)
。
題となる世代で大きく現れる。管理職として
更年期障害に関わる症状の生活(仕事や家
働く女性が増加する中で、更年期障害に関す
事・育児・介護)への支障の程度をみると、
「症
る理解や症状との付き合い方についての理解
状がみられ、更年期障害だと思う」女性の9
は、今後ますます重要になってくる。また、
割、男性の6割が生活に「支障があると思う」
女性の更年期障害に比べ、男性の更年期障害
としている。
は注目されることが少ないが、心身の不調を
なお、更年期障害に関わる「症状がみられ、
抱えながら、特に何も対処をしていない男性
更年期障害だと思う」男性のうち、3割が支
も少なくない点については、見過ごすことの
障の程度について「よくわからない・何とも
できない論点である。男女両方の更年期障害
言えない」としており、不調はあるが更年期
に目を向け、働きやすい社会にしていく必要
障害かどうか分からず、対処にもつながって
がある。
いない可能性がある(特- 60 図)
。
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令和5年度男女共同参画社会の形成の状況