令和6年版 男女共同参画白書 (267 ページ)
出典
公開元URL | https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html |
出典情報 | 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》 |
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分野
女性に対するあらゆる暴力
の根絶
①
ルター等による先進的な取組を推進する都道府県
等への支援を行う。
【内閣府、関係省庁】
④
関係行政機関等において、相談窓口の所在等を
広く周知するとともに、電話相談や窓口相談につ
女性に対する暴力の予防と根絶に向けて、
「女
いてサービス向上を促進するため、電話相談の番
性に対する暴力をなくす運動」を全国的な運動と
号の周知や相談しやすくするための工夫、SNS
してその時々の課題を重要テーマとして設定し、
等を活用した相談の実施、夜間・休日における相
効果的な広報啓発を一層推進する。また、被害者
談対応の実施等の方策を促進する。
自身が被害と認識していない場合があることや、
内閣府では、性犯罪・性暴力被害者支援のため、
被害を受けていることを言い出しにくい現状があ
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援
ることも踏まえ、女性に対する暴力に関する認識
センター(以下「ワンストップ支援センター」と
の向上や、悪いのは被害者ではなく加害者であり、
いう。
)の全国共通番号「#8891(はやくワンス
暴力を断じて許さないという社会規範の醸成を図
トップ)
」の周知を図るとともに、若年層等の性暴
る。
【内閣府、法務省、関係省庁】
力被害者が相談しやすいよう、SNS相談「Cure
② 様々な状況に置かれた被害者に情報が届くよう、
time(キュアタイム)
」を実施する。さらに、性
官民が連携した広報啓発を実施するとともに、加
犯罪・性暴力の夜間の相談や救急対応のため、夜
害者や被害者を生まないための若年層を対象とす
間休日には対応していないワンストップ支援セン
る予防啓発の拡充、教育・学習の充実を図る。ま
ターの運営時間外に、被害者からの相談を受け
た、高齢者における配偶者からの暴力被害も多い
付け、ワンストップ支援センターと連携して支援
ことを踏まえ、高齢の被害者に支援の情報が届き
する「性暴力被害者のための夜間休日コールセン
やすいよう広報・啓発を充実させる。
【内閣府、文
ター」を運営し、性犯罪・性暴力被害者支援の
部科学省、厚生労働省、関係省庁】
充実に努める。
【内閣府、警察庁、こども家庭庁、
③
内閣府では、DV相談プラスを実施して、配偶
者等からの暴力の被害者の多様なニーズに対応
法務省、厚生労働省】
⑤
中長期にわたる被害者の心身の回復を支援す
できるよう、毎日 24 時間の電話相談、SNS・
るため、トラウマ・ケアの専門家を育成し、身近
メール相談及び外国語での相談の対応を行うとと
な場所で適切な相談・カウンセリングが経済的負
もに、各地域の民間支援団体とも連携し、相談員
担なく受けられる体制を構築していくとともに、
が必要と判断した場合には、関係機関等への同行
ニーズに応じた対応が可能な民間団体や自助グ
支援なども行う。また、最寄りの配偶者暴力相談
ループの活動を促進する。
【内閣府、警察庁、厚
支援センター等につながるDV相談ナビを実施す
生労働省】
る。さらに、DV被害者等セーフティネット強化
⑥
男性被害者等に対する必要な配慮が図られるよ
支援事業による交付金(性暴力・配偶者暴力被害
う、ワンストップ支援センターの相談員等を対象
者等支援交付金(配偶者暴力被害者等支援調査研
とした研修の実施等により、相談及び支援体制の
究事業)
)の交付により、官民連携の下で民間シェ
充実を図る。
【内閣府、関係省庁】
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女性に対するあらゆる暴力の根絶
女性に対するあらゆる暴力
第1節 の予防と根絶のための基盤
づくり
第5分野
5
第