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令和6年版 男女共同参画白書 (32 ページ)

公開元URL https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html
出典情報 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》
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の割合や、こころの状態で要注意とされる者

3.男女の健康課題
前述のとおり、我が国では、平均寿命が延

の割合、悩みやストレスがある者の割合のい

伸し、社会全体の年齢構成が変化するととも

ずれも、男性と比べて女性の方が高い。

に、個人のライフイベント時の年齢及び職業

一方で、自殺者数をみると、男性が女性の

観・家庭観も大きく変化している。このよう

2倍程度となっている。

な中で、男女ともに、希望する誰もが生き生

平均寿命の延伸により、男女ともに要介護

きと活躍できる社会を実現するためには、健

の期間も長期化する可能性がある。女性は、

康維持・増進はより重要視すべき課題となっ

70 代以上の認知症の患者数が男性と比べて

ている。

多い。

この項では、健康課題とその影響、定期健

通院しながら働く者の割合は、男女で同

診・がん検診の受診状況、生活時間と健康へ

程度となっているが、その割合は男女ともに

の影響について、政府統計を中心とした各種

年々上昇しており、何らかの疾病を抱えなが

データで確認していく。

ら働いている者が増えている。



(病気やけがなどの状況)

健康課題と影響

健康課題については、内容も健康課題を抱

病気やけがなどで体の具合の悪いところ

えやすい時期も男女で違いがある。

(自覚症状)がある者の割合は、男女ともに

例えば、婦人科系疾患など女性特有の健康

年齢とともに上昇するが、総じて女性の方が

課題は、働く世代で多い。また、病気やけが

割合が高く、特に 20 代から 50 代で男女差が

などで体の具合の悪いところがあるとする者

大きくなっている(特-12 図)


特- 12 図

病気やけがなどで自覚症状のある者の割合(有訴者率・人口千人当たり)
(男女、年齢階級別・令和4(2022)年)

(人口千対)
600
501
500 496
473
460
432

女性
男性

500

400
359
360
323
318
304 316
280
300
268
244
240
235
224
204
196 212
200
177 181
168
160
158
126
134
133
113 122 129103 109
98
100
400

0

4


5

9


10

14


15

19


20

24


25

29


30

34


35

39


40

44


45

49


50

54


55

59


60

64


65

69


70

74


75

79


80

84


(備考)1.厚生労働省「令和4年国民生活基礎調査」より作成。
「あなたはここ数日、病気やけがなどで体の具合の悪いところ(自覚症状)がありますか。
」と質問。
2.
)/当該年齢階級世帯人員(入院者を含む。
)× 1,000
3.有訴者率=自覚症状がある者(入院者を除く。

16



令和5年度男女共同参画社会の形成の状況

85

歳以上

0