令和6年版 男女共同参画白書 (295 ページ)
出典
公開元URL | https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html |
出典情報 | 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
級・閣僚級のジェンダー平等に係る各種の国際合
イ
女性の平和等への貢献や紛争下の
性的暴力への対応
①
国連安保理決議第 1325 号等の実施のための第
意や議論を、国内施策に適切に反映して実施する
とともに、その進捗を把握し、施策の改善にいか
す。合意に至る議論の過程においては、我が国の
3次女性・平和・安全保障に関する行動計画 に沿っ
経験や取組等に基づく情報発信、共有により、政
て、主にUN WomenやSRSG-SVC事務
策決定、取組方針に貢献する。
所などの国際機関への拠出により中東、アフリカ、
8
タリングのための実施状況報告書の作成及び外部
務めた。
「変化の流れの共創:持続可能で包摂的
有識者から構成される評価委員による評価報告書
な成長に向けた客観的で高い信頼性に裏付けられ
の周知をする。
【外務省、関係府省】
たグローバルな議論の先導」をテーマとしている
②
紛争下の性的暴力防止について、関係国際機関
ことを踏まえ、ジェンダー平等を主流化するため
との連携の強化を通じて、加害者の訴追増加によ
の議論に貢献していく。
【内閣府、外務省、経済
る犯罪予防や被害者保護・支援等に一層取り組む
産業省、関係省庁】
とともに、紛争関連の性的暴力生存者のためのグ
②
国際会議や多国間協議において合意文書にジェ
ンダー平等と女性・女児のエンパワーメントに関
する事項を盛り込むよう取り組むとともに、我が
国が国際会議の議長国となる場合に、全ての大臣
ローバル基金への支援等を行う。
【外務省、関係
府省】
ウ
国際的な分野における政策・方針
決定過程への女性の参画拡大
①
国際機関等の専門職、国際会議の委員や日本政
会合においてアジェンダとして取り上げるよう取
り組む。
【外務省、関係府省】
府代表等に、幅広い年齢層、分野の女性等がより
ジェンダー平等と女性・女児
第3節 のエンパワーメントに関する国
際的なリーダーシップの発揮
ア
開発協力大綱に基づく開発協力の
推進
① 「開発協力大綱」
(令和5年6月9日閣議決定)
及び「女性の活躍推進のための開発戦略」
(平成
多く参画することにより、国際的な分野における
政策・方針決定過程への参画を一層促進し、国際
的な貢献に積極的に努める。特に、海外留学の促
進や平和構築・開発分野における研修等の充実に
より、将来的に国際機関等で働く意欲と能力のあ
る人材の育成や、国際機関への就職支援を強化す
る。
【外務省、文部科学省、関係府省】
②
在外公館における主要なポストの任命に際し
て、女性の登用を進める。
【外務省】
28 年5月 20 日策定)に基づき、ジェンダー主流
化及び女性の権利を含む基本的人権の尊重を重要
なものとして考え、開発協力を適切に実施する。
【外務省、関係府省】
8 女性と平和・安全保障の問題を明確に関連付けた初の安保理決議である「女性・平和・安全保障に関する国連安保理決議第 1325 号」
(平成 12(2000)年 10 月、国連安全保障理事会にて採択)を踏まえ、平成 27(2015)年以降、
「女性・平和・安全保障に関する行
動計画」を策定・実施。現在の第3次行動計画(令和5(2023)~令和 10(2028))年では、①女性の参画とジェンダー視点に立っ
た平和構築の促進、②性的暴力及びジェンダーに基づく暴力の防止と対応、③防災・災害対応と気候変動への取組、④日本国内にお
けるWPSの実施、⑤モニタリング・評価・見直しの枠組みの5つの項目からなっており、①~④について、中間評価報告書を3年
目に策定予定。
279
男女共同参画に関する国際的な協調及び貢献
OECD閣僚理事会が開催され、日本は議長国を
11
分野
アジア地域のWPS分野に貢献する。また、モニ
第
OECDにおいては、令和6(2024)年5月に