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令和6年版 男女共同参画白書 (94 ページ)

公開元URL https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html
出典情報 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》
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次に、企業規模別に健康経営の効果を様々

休暇や欠勤は含まない。
)は、勤務先が健康

な視点から確認する。

経営に取り組んでいると考えているか否かで
違いがあり、男性では4~6日程度、女性で

(体調が悪い日の頻度、心理的なストレスの

は4~7日程度、健康経営に「取り組んでい

状況)

る」とする者の方が少なくなっている。健康

男女ともに企業規模にかかわらず、勤務先

経営により、年間の従業員の労働損失を4~

が健康経営に「取り組んでいる」とする者の

7日程度減らすことができ、何よりも、従業

方が、体調が悪い日の頻度が低い者の割合が

員のウェルビーイングの向上にも資する取組

高くなっている。また、体調が悪い日の頻度

であると考えられる。

が「月に2~3割程度以上」とする者の割合
についてみると、女性の方が、勤務先が健康

(健康経営と昇進意欲)

経営に取り組んでいると考えているか否かに

健康経営と昇進意欲の関係についてみる

よる差が大きい。心理的なストレスの状況に

と、男性は勤務先が健康経営に取り組んでい

ついても同様の傾向となっている。

ると考える者の方が、
「現在より上の役職に
就きたい」とする者の割合が高いが、女性で

(体調不良によるプレゼンティーイズム年間

は男性ほどの効果がみられない。これは、健

損失日数)

康経営が女性の視点からみると、いまだ不十

体調が悪い日の頻度から算出したプレゼン

分であるということを示唆している可能性も

ティーイズム年間損失日数 (体調不良による

ある(特- 66 図)


28

特- 66 図 健康経営の効果
(男女、勤務先の企業規模、健康経営取組の有無別・雇用されている者及び会社などの役員)
女性

男性
<体調が悪い日の頻度>

0

20

取り組んでいる(n=620)

28.1

取り組んでいない(n=266)

24.1

取り組んでいる(n=572)
取り組んでいない(n=491)

25.2
16.1

取り組んでいる(n=865)

27.2

取り組んでいない(n=1,061)

21.9

40

60

21.5

22.1

18.4

19.5

21.3

23.7
19.2

10.3

9.4

24.5
20.8

20.2

(%)
100

80

18.1
28.6

13.3

15.7

12.4

30.5

23.1

11.2 14.8

23.5

12.7

22.7

体調が悪い日は基本的にない
月に3~4日程度

0

企業規模
1,000名
以上

20

40

35.5
28.3
33.1

企業規模
100~999名

25.2

企業規模
99名以下

31.8

36.5

2~3か月に1回程度

60

22.7

23.2

10.8
21.3

22.1

23.5
21.7
20.4

(%)
100

17.6 10.6 13.6 取り組んでいる(n=1,136)

19.7

18.5

80

取り組んでいない(n=519)

10.4 12.1 取り組んでいる(n=1,043)

11.2

19.1
18.3

22.7

18.1 取り組んでいない(n=775)

10.5 12.2 取り組んでいる(n=894)

10.8

18.7

取り組んでいない(n=1,090)

月に1~2日程度

月に2~3割程度以上



28 プレゼンティーイズムの考え方については 46 ページを参照。プレゼンティーイズム年間損失日数は、年間勤務日数に体調が悪
4
100
2
60
00
い日の頻度を乗じて、年間の体調が悪い勤務日数を算出し、さらに、体調が悪いときの「仕事」のプレゼンティーイズム損失割
規模
取り組んで
る( =620)
6 245
9 日(一律)
21 6
8.2
20 5
13
取り組んで る
1
)
合を乗じて算出している。なお、年間勤務日数については、正規雇用労働者は
、非正規雇用労働者は、アンケー
, 0
ト回答者の1週間当たりの勤務日数×
52
週として算出している。
んでいない n= 66)
1
0

78



令和5年度男女共同参画社会の形成の状況