令和6年版 男女共同参画白書 (223 ページ)
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公開元URL | https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html |
出典情報 | 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》 |
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女性への支援について、人身取引及び配偶者から
つつ、その充実を図っている。【内閣府、外務省、
の暴力に関する専門的知識を持った母国語通訳者
関係省庁】
の養成等を含め、適切に支援している。
【厚生労
ウ
働省】
外国人女性が、言語の違い、文化・価値観の違
体となってより強力に、総合的かつ包括的な人身
い、地域における孤立等の困難に加えて、女性で
取引対策に取り組んでいる。
【内閣官房、関係府
あることにより更に複合的に困難な状況に置かれ
省】
①
ている場合があることに留意し、以下の取組を含
20 日犯罪対策閣僚会議決定)に基づき、政府一
④
法務省の人権擁護機関では、日本語を自由に話
めた共生施策を総合的に推進している。
【こども
すことが困難な外国人等からの人権相談に対応す
家庭庁、総務省、法務省、文部科学省、厚生労働省、
るため、全国の法務局に「外国人のための人権相
国土交通省、関係府省】
談所」を設け、約 80 の言語による相談に応じる
・ 日本で生活する外国人への教育、住宅、就労
などしている。
支援、各種の手続・法令・制度等についての多
また、
「外国語人権相談ダイヤル」及び「外国
言語での情報提供や、よりきめ細かな対応を可
語インターネット人権相談受付窓口」を設けてお
能とする相談体制の整備、外国人の子供への支
り、電話・インターネットでも10 言語による人権
援等を進めている。
相談を受け付けている。
【法務省】
・ 外国人が抱える様々な課題を的確に把握する
ために、専門家の意見等を踏まえつつ、在留外
エ
女性であることで更に複合的に困
難な状況に置かれている人々への
対応
①
性的指向・性自認(性同一性)に関すること、
国人に対する基礎調査を実施するとともに、地
方公共団体や外国人支援団体等幅広い関係者か
ら意見を聴取している。また、外国人との共生
についての日本人の意識等を把握するため、日
障害があること、外国人やルーツが外国であるこ
本人を対象とした外国人との共生に関する意識
と、アイヌの人々であること、同和問題(部落差
調査を実施した。これらの取組によって得られ
別)に関すること等に加え、女性であることで更
た結果について、共生施策の企画・立案に当たっ
に複合的に困難な状況に置かれている場合等につ
て活用することにより、日本人と外国人が安心
いて、可能なものについては実態の把握に努め、
して安全に暮らせる環境整備を進めている。
人権教育・啓発活動の促進や、人権侵害の疑いの
・ 外国人居住の実情を踏まえつつ、行政情報や
ある事案を認知した場合の調査救済活動の取組を
相談窓口の周知など、外国人が行政情報を適切
進めている。
に把握できるような環境整備を進めている。ま
また、法務局の人権相談窓口を相談者が幅広く
た、国の行政機関における相談窓口と地方公共
安心して利用できるよう、研修等を通じた相談員
団体等が運営する相談窓口が協力し、更なる連
の専門性の向上、相談窓口の周知・広報を行うな
携を強化している。
ど、人権相談体制の充実を図っている。
・ 外国人受入環境整備交付金等により、地方公
さらに、学校における性的指向・性自認(性同
共団体による多言語での情報提供及び相談を行
一性)に係る児童生徒等への適切な対応を促すた
う一元的な相談窓口の整備・拡充の取組を支援
め、相談体制の充実や関係機関との連携を含む支
している。また、地方公共団体に対する通訳支
援体制を整備するとともに、性的指向・性自認(性
援について、利用状況等を踏まえ、引き続き効
同一性)についての記載を盛り込んだ生徒指導提
果的な実施方法等通訳支援の在り方について検
要等の周知を進めている。
討している。
②
配偶者等からの暴力の被害者である在留外国人
その他、男女共同参画の視点に立って必要な取
組を進めている。
【内閣官房、法務省、文部科学省、
207
男女共同参画の視点に立った貧困等生活上の困難に対する支援と多様性を尊重する環境の整備
③ 「人身取引対策行動計画 2022」
(令和4年 12 月
第6分野
外国人が安心して暮らせる環境の
整備