令和6年版 男女共同参画白書 (281 ページ)
出典
公開元URL | https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html |
出典情報 | 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》 |
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②
性の人権ホットライン」を設置するなどして相談
法務省の人権擁護機関では、専用相談電話「女
分野
生涯を通じた健康支援
ア
①
包括的な健康支援のための体制の
構築
る受診率向上に向けた取組を行う。
また、がんを始めとする疾患についても、引き
続き、治療と仕事を両立できる環境整備の取組を
推進する。
【こども家庭庁、厚生労働省】
⑤
予期せぬ妊娠の可能性が生じた女性が、緊急避
妊薬に関する専門の研修を受けた薬剤師の十分な
女性の身体的・精神的な健康及び女性医療に関
説明の上で対面で服用すること等を条件に、処方
する調査・研究を進めるとともに、女性医療に関
箋なしに緊急避妊薬を適切に利用できるよう、薬の
する普及啓発、医療体制整備、女性の健康を脅か
安全性を確保しつつ、当事者の目線に加え、幅広く
す社会的問題の解決を含めた包括的な健康支援施
健康支援の視野に立って検討する。なお、緊急避
策を推進する。
【こども家庭庁、厚生労働省】
妊薬を必要とする女性には、性犯罪・性暴力、配偶
②
年代に応じて女性の健康に関する教育及び啓発
者等からの暴力が背景にある場合もあることから、
を行うとともに、女性の健康の増進に関する情報
令和6(2024)年度も試行的に実施する「緊急避
の収集及び提供を行う体制を整備するために必要
妊薬の販売を行うモデル的調査研究」においては、
な措置を講じ、女性が健康に関する各種の相談、
薬局とワンストップ支援センターや近隣の医療機関
助言又は指導を受けることができる体制を整備す
等との連携体制を構築した上で、必要な場合には、
る。
【こども家庭庁、文部科学省、厚生労働省】
薬局から同センター等を紹介するなどの対応を引き
③
女性の心身の特性に応じた保健医療サービスを
続き行う。また、義務教育段階も含め、年齢に応じ
専門的・総合的に提供する体制の整備(例:女性
た性に関する教育を推進する。さらに、性や妊娠に
の専門外来、総合診療を行う医療体制の整備)
、
関し、助産師等の相談支援体制を強化する。
【内閣
福祉等との連携(例:心身を害した女性を治療す
府、こども家庭庁、文部科学省、厚生労働省】
る医療施設と配偶者暴力相談支援センターや民間
⑥
女性の健康の包括的支援に必要な保健、医療、
シェルター、女性自立支援施設等との連携)等を
福祉、教育等に係る人材の確保、養成及び資質の
推進する。
【内閣府、厚生労働省】
向上を図るとともに、医学・看護学教育における
④
女性の心身に多大な影響を及ぼす暴力や貧困等
女性医療の視点の導入を促進する。
【文部科学省、
の社会的要因と、女性の疾患や生活習慣との因果
関係について調査を行うとともに、月経関連疾患
厚生労働省】
⑦
令和元(2019)年 12 月に施行された成育過程
や更年期障害に対処するための医療者の関与の効
にある者及びその保護者並びに妊産婦に対し必
果を検証するなど、女性の生涯にわたる健康維持
要な成育医療等を切れ目なく提供するための施策
に向けた保健医療の在り方等に関する調査研究を
の総合的な推進に関する法律(平成 30 年法律第
推進する。その成果の普及啓発に当たっては、行
104 号)に基づき、妊娠期から子育て期に至るま
動科学の専門家の知見も活用し、必要な層に必要
での切れ目のない支援の在り方の検討などを推進
な情報を効果的に届ける方法を検討する。
する。
【こども家庭庁】
あわせて、子宮頸がん検診・乳がん検診の更な
⑧
不適切養育などの成育歴や、生きづらさや社会
265
生涯を通じた健康支援
生涯にわたる男女の健康の
第1節
包括的な支援
第7分野
7
第
体制のより一層の充実を図る。
(再掲)
【法務省】