令和6年版 男女共同参画白書 (88 ページ)
出典
公開元URL | https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html |
出典情報 | 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》 |
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ても、男女ともに、最も気になる症状につい
⑴
て「十分に対処できている」とする者の方が、
健康認識と昇進意欲
健康認識と昇進意欲の関係をみると、男女
「十分に対処できていない」とする者よりも
ともに 20 代から40 代のどの年代においても、
昇進意欲が高くなっている(特- 63 図)
。
「健康でないと思う」者に比べて、
「健康だと
前述のとおり、女性は、働く上での健康課
思う」者の方が、
「現在より上の役職に就き
題に関する困りごとの改善のために「女性の
たい」とする者の割合が高くなっている。
健康問題への理解」を挙げる割合が高いこと
健康認識と昇進意欲の間には相関関係があ
から、女性活躍推進、女性の管理職を増やす
り、
「健康でない」ことで「現在よりも上の
ためには、企業側にも、女性特有の健康課題
役職を目指せない」と考えている人もいるこ
への対応が必要となっている(特- 46 図再
。
とを示唆している (特- 62 図)
掲)
。
26
また、気になる症状と昇進意欲の関係をみ
26 個別インタビューにおいても、「機会があればキャリアアップしたいという気持ちはあるが、月経による不調があるので躊躇し
てしまう」という声や、「自分の体調や子供のことを考慮すると、キャリアを求めると様々なものを犠牲にしなければならない
ため、現実的ではないと思い、諦めてしまった」という声があった。
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1
令和5年度男女共同参画社会の形成の状況