令和6年版 男女共同参画白書 (33 ページ)
出典
公開元URL | https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r06/zentai/pdfban.html |
出典情報 | 令和6年版 男女共同参画白書(6/14)《内閣府》 |
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健康上の問題で仕事、家事等への影響がある者の数及び割合
(男女、年齢階級別・令和4(2022)年)
特- 6図 介護者数の推移(男女別
(万人)
120
15.6
(%)
18
15
80
12
60
20
0
3.9
1.6
1.5
10 10
3.9
3.5
3.0
16 12
5.1
27
38
18
29
6.9
55
58
36
5.8
6.0
4.8
47
80
100
49
6
37
6~19歳 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70~79歳 80歳以上
女性・人数(左目盛)
男性・人数(左目盛)
女性・割合(右目盛)
9
仕事と健康の両立~全ての人が希望に応じて活躍できる社会の実現に向けて~
5.3
40
6.7
8.4
8.3
特集
100
3
0
男性・割合(右目盛)
(備考)1.厚生労働省「令和4年国民生活基礎調査」より作成。
「現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がある」と回
2.
「健康上の問題で仕事、家事等への影響がある者」とは、
答した者のうち、影響の事柄として、
「仕事、家事、学業(時間や作業量などが制限される)
」を挙げた者。
3.入院者は含まない。
一方、健康上の問題で仕事、家事等への影
は 30 代及び 40 代、乳がんや閉経期及びその
響がある者は、令和4(2022)年時点で 621
他の閉経周辺期障害(いわゆる更年期障害)
、
万人となっており、このうち女性が 384 万人
甲状腺中毒症(バセドウ病等)は 40 代及び
(61.8%)となっている。
50 代などの働く世代に多い(特-14 図)
。
年代別にみると、30 代、50 代及び 70 代以
がんの罹患率(上位 5 部位)を年代別にみ
上で男女差が大きくなっている。なお、高齢
ると、男性は 60 代以降で急激に増加してい
者層の男女差については、男女の寿命の違い
るのに対し、女性の「乳がん」及び「子宮がん」
のほか、固定的な性別役割分担意識により、
は 30 代から増加している(特-15 図)
。
家事等の分担が女性に偏っていることも影響
している可能性がある(特-13 図)
。
がん以外の傷病別の通院者率(人口千人当
たり)をみると、女性と男性でかかりやすい
傷病が異なっており、糖尿病や狭心症・心筋
(男女で異なる健康課題)
梗塞、痛風、脳卒中(脳出血、脳梗塞等)等
女性及び男性それぞれに特有の病気の患者
は男性の方が通院者率が高く、脂質異常症(高
数を年代別にみると、男性特有の病気は、50
コレステロール血症等)や骨粗しょう症、肩
代以降で多くなる傾向にあるが、女性特有の
こり症、関節症等は女性の方が高くなってい
病気 である月経障害や女性不妊症は 20 代
る(特-16 図)
。
13
から 40 代前半、子宮内膜症や子宮平滑筋腫
13 女性に多い病気も含む。「乳房の悪性新生物」及び「甲状腺中毒症」は、男性も罹患する病気だが、患者は女性に多い。
17