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資料1-2-3-6    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(交互接種に係る報告症例・基礎疾患等及び症例経過) (136 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html
出典情報 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》
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糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病の結果として治療的な処置がとられた。

臨床経過:

2022/01/26、患者は糖尿病を発現した。

2022/01/26、患者は病院に入院した。

ワクチンの予診票での留意点はなかった(基礎疾患、アレルギー、最近 1 ヵ月以
内のワクチン接種や病気、服薬中の薬、過去の副作用歴、発育状況など)。

2022/03/03、事象(重度の糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病、糖尿病、意識低
下)の転帰は、回復したが後遺症ありであった(重度の糖尿病性ケトアシドーシ
スによる中枢神経系などへの後遺症は認めていないが、1型糖尿病として生涯の
インスリン自己注射が必要となった)。

事象の経過は以下の通り:

2022/01/22 より咽頭痛と腹痛が出現した。

2022/01/24 から頻回嘔吐が出現するも、意識レベルは清明で自宅経過観察とな
る。

2022/01/25、嘔吐継続を認め、近医受診したところ、SARS-CoV2 抗原検査陽
性であったが、自宅経過観察可能と判断され、帰宅となった。

2022/01/26 にかけて嘔吐継続し、意識レベル低下を認めたことから、報告病院に
入院管理となる。

入院時、発熱はないものの頻脈、頻呼吸、末梢循環不全、意識レベル低下
(GCS12:E3V4M5)が認められた。入院時採血。採血結果より、糖尿病性ケトアシ
ドーシスと診断し外液負荷とインスリン持続投与などを行った。COVID-1
9感染症に合併した重度の糖尿病性ケトアシドーシスであり、小児集中治療が可
能な病院へ転院搬送となった。搬送中、血糖の低下に伴い意識状態は回復傾向と
なった。

搬送先にて急性期管理を終えた後、報告病院に再入院の上でインスリン導入とな
った。急性期管理後もインスリン依存性が残存することから、改めて1型糖尿病
の診断となった。搬送先にて急性期管理を終えた後、報告病院に再入院の上でイ

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