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資料1-2-3-6    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(交互接種に係る報告症例・基礎疾患等及び症例経過) (311 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html
出典情報 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》
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本例は、医薬品医療機器総合機構を通じて入手した医師による副反応報告症例
(厚生労働省受付番号:v2210000877)である。

2022/06/20 医師より追加情報を入手した。

2021/06 SARS-CoV-2(コミナティ筋注)1 回目接種。

2021/07 SARS-CoV-2(コミナティ筋注)2 回目接種。

2022/03/04 本剤 3 回目接種。

2022/03/10 ギラン・バレー症候群が発現。第 1 病日から四肢遠位の異常知覚と
両下肢筋力低下が出現。症状は緩徐に進行。

2022/03/11 接種 1 週間後、両手感覚障害が出現し、下肢へ拡大。

2022/03/18 接種 2 週間後から下肢筋力低下が出現・増悪し、歩行困難に至っ
た。
24050

ギラン・バレー
症候群

2022/03/23 接種 19 日後、当院を受診。脳神経系は正常。四肢腱反射は消失し、
両下肢の筋力低下のため歩行が困難であった。四肢遠位に異常感覚を認め、膀胱
直腸障害はなかった。咽頭拭い液での COVID-19 抗原は陰性。髄液検査では蛋白細
胞解離を認めた。末梢神経伝導検査では運動神経遠位潜時と F 波最短潜時の延長
と sural sparing pattern を認めた。入院。

2022/03/25 腰椎 MRI では馬尾に造影病変を認めた。腱反射消失を伴う進行性の
運動感覚障害、髄液蛋白細胞解離陽性、電気生理検査と MRI 所見からギラン・バ
レー症候群と診断。免疫グロブリン大量療法、ビタミン B12 内服治療とリハビリ
テーションを実施。

2022/04/28 第 50 病日、治療が奏功し、独歩で退院。免疫グロブリン大量療法と
ビタミン B12 内服治療に起因する副反応はなかった。

2022/04/30 症状の軽快を認めた。

ギラン・バレー症候群の転帰は、軽快。

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