資料1-2-3-6 薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(交互接種に係る報告症例・基礎疾患等及び症例経過) (46 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html |
出典情報 | 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》 |
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め、劇症型心筋炎と診断した。
異常発見の日時は 2022/05/04 04:30 であった。患者は自宅にて就寝中に突然大声
をあげたあと意識消失した。隣で寝ていた母親により発見され、2022/05/04
04:47 に救急要請された。救急隊到着時刻は 2022/05/04 05:01 であった。救急隊
到着時の患者の状態は心肺停止及び初期波形心室細動(VF)であった。患者は救
急車で搬送された。搬送中、電気的除細動を複数回実施したが、心拍再開
(ROSC)は得られなかった。心臓マッサージを継続した。LTS を挿入した。病院
到着時刻は 2022/05/04 05:29 であった。病院到着時の身体所見は心肺停止であっ
た。
治療の詳細は以下の通り:気管内挿管。VA-ECMO-IABP を導入。ICU に入室のう
え、体温管理療法(TTM)を開始した。血液検査にて心筋逸脱酵素の著明な上昇を
認めた。心エコーにて極端な左室壁運動の全周性低下を認めた。COVID-19 PCR 検
査は陰性であった。ウイルス抗体価の明らかな上昇や好酸球の上昇はなかった。
抗核抗体や ANCA の検査は陰性であった。死亡確認日時は 2022/05/11 18:23 であ
った。死亡時画像診断は実施されなかった。剖検結果の詳細又は剖検結果入手時
期の予定は数ヵ月後である。死因及び医師の死因に対する考察(判断根拠を含
む):致死性不整脈、心筋逸脱酵素上昇、全周性左室壁運動低下及び剖検での左
心室心筋の広範な壊死の所見から、死因は劇症型心筋炎と考えられた。
2022/05/11、患者は、死亡した。
2022/05/11(ワクチン接種の 10 日後)、事象の転帰は、死亡であった。
報告医師は、事象を重篤(死亡)と分類した。
突然死、心筋炎、意識消失、咳嗽、鼻閉、発熱の結果として、治療措置が取られ
た。これらの事象により新たな薬剤/その他の治療/処置として、人工呼吸器管
理及び機械的補助による血液循環の開始が必要とされた。
報告された死因:「突然死」、「心筋炎」、「意識消失」、「低酸素症」、「ヘ
ルニア」。
剖検が行われたか否かは報告されなかった。
ワクチン接種と死亡との因果関係に対する医師の考察(判断根拠を含む):時系
列(ワクチン接種後 3 日目の発症)と心筋炎の原因となるその他の因子を認めな
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