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資料1-2-3-6    薬機法に基づく製造販売業者からの副反応疑い報告状況について(交互接種に係る報告症例・基礎疾患等及び症例経過) (382 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html
出典情報 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》
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ともと頚椎症で挙上ができなっかた。

2022 年 2 月 10 日

発熱、ギラン・バレー症候群(GBS)が発現した。

2022 年 2 月 14 日頃

さらに上肢挙上が困難となり、歩行や立ち上がりも困難なった。

2022 年 5 月 24 日

精査のために当院を受診。四肢は総じて MMT1-3、両下肢の温痛覚障害・振動覚
障害、上腕三頭筋以外の四肢の腱反射消失のを認めた。頭部 MRI 異常なし、頚椎
MRI は頚椎症の所見、末梢神経伝導検査で両 Tibial の Amp 低下を認め

た。RF(‐)、フェリチン高値、抗核抗体(‐)、補体低下(‐)、MPO-ANCA(‐)、
PR3ANCA(‐)、甲状腺機能正常。ワクチン接種から 1-2 週間後の発症、四肢脱
力、四肢の腱反射消失、神経伝導検査で軸索障害を認め、ワクチン接種後のギラ
ン・バレー症候群と診断した。(頚椎症による症状ではないと判断)。診断時はす
でに発症から時間が経過しており、免疫療の法は施行せず、リハビリで経過をみ
る方針とした。上肢は自然経過でわずかに回復したが、重度の四肢脱力と歩行障
害が残存している。

臨床症状:

発見日:2022 年 2 月 14 日

両側性かつ弛緩性の上肢や下肢の筋力低下、筋力低下を来した上肢や下肢におけ
る深部腱反射の低下または消失

報告時点までの、症状の極期における Hughes の機能尺度分類:ベッド上あるいは
車椅子に限定(支持があっても 5m の歩行が不可能)

疾患の経過:

単相の疾患パターンを有し、筋力低下の発現から最悪の状態までの間隔が 12 時間
から 28 日間であって、その後に臨床的安定期を迎えた(報告時点までの内容を元
に選択)

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