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ガイドライン (13 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
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情報収集・分析に関するガイドライン
(第3章 初動期の対応)

第3章 初動期の対応
1.目的
初動期には、新たな感染症の特徴や病原体の性状(病原性、感染性、薬剤
感受性等)に関する情報の収集・分析及びリスク評価を迅速に行う必要があ
る。
感染症インテリジェンス体制を強化し、早期に探知された新たな感染症に
関する情報の確認や初期段階でのリスク評価を速やかに行い、感染症危機管
理上の意思決定等に資する情報収集・分析を行う。
2.感染症インテリジェンス実施体制の強化
① 国は、JIHS と連携し、新型インフルエンザ等が発生した場合は、速やか
に関係機関との連携に基づく感染症インテリジェンス体制の強化を行い、
当該感染症に関する情報収集・分析及びリスク評価の体制を確立する。
② 感染症危機対応時における厚生労働省等の関係省庁や、JIHS の役割分担
は、以下が想定される。
〇 厚生労働省
地方自治体から報告される感染症の発生動向等、国外における感染症
の発生動向や公衆衛生対策等に関する情報収集・分析の統括、国内外と
の連携強化
〇 外務省
在外公館を通しての情報収集、代表部等の外交ルートを通じた国際機
関等からの情報収集
〇 文部科学省
大学等による情報収集
〇 JIHS
情報収集・分析等の専門的支援、感染症に関する国内外の科学的知見
を収集するとともに、科学的知見に対する解釈及びその内容の提供・共
有や報告、科学的根拠に基づく感染症対策の提案、感染症専門人材の配
置や技術支援
③ 国は、新型インフルエンザ等発生初期の段階において、都道府県に対す
る専門的調査支援のために必要があると認めるときは、都道府県と連携し
つつ、政府現地対策本部を設置する。
また、政府現地対策本部内に「インテリジェンス支援班」を設置し、
JIHS に準備した感染症専門人材や所属先等のロスターを活用し、必要な人
員規模と専門性を速やかに確認し、配員調整等を行う。

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