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ガイドライン (14 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
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情報収集・分析に関するガイドライン
(第3章 初動期の対応)



国は、当該感染症に関する速やかな情報収集・分析を実施できるよう、
JIHS 等と連携し、感染症危機の経過やそれを踏まえたその時々の政策上、
実務上の判断の必要性に応じて、情報収集・分析の方法や体制を柔軟に変
化させる。
⑤ 国は、JIHS と連携し、海外での新型インフルエンザ等の発生状況につい
て、WHO 等国際機関を通じて、必要な情報を収集するとともに、各国・地
域から、感染国・地域の情報(発生動向、政府発表等)、各国・地域の水際
措置の概況等について情報収集を強化する。
⑥ 国は、JIHS と連携し、各国・地域の発生動向等について、国内外の感染
症研究の専門家ルートや現地医療従事者等からの情報収集を行う。
3.情報収集・分析及びリスク評価から政策上の意思決定までのプロセス
(1)情報収集・分析
① 国及び JIHS は、有事の際に、感染症インテリジェンスに資する情報を効
率的に集約できるよう、準備期に構築した人的・組織的なネットワーク体
制を最大限に活用し、迅速かつ継続的な情報収集・分析を行う。
② 国及び JIHS は、雇用や消費の状況等の国民生活及び国民経済に関する情
報や社会的影響等についても必要な情報収集を行い、感染症危機が国民生
活及び国民経済等に及ぼす影響を早期に分析・評価することを目指す。
③ 国及び JIHS は、初期段階において、事例の集積を通じ、病原体の病原性
や感染経路等を分析し、リスク評価に基づき、感染症の拡大防止対策の内
容の検討、症例定義や効果的な検査の在り方等につなげる。
「First Few Hundred Studies(FF100 11)」では、感染症危機発生時の最
初期における、症例定義に合致した数百症例程度を対象とした臨床・疫学
調査を実施し、平時から実施しているサーベイランスでは得られない知見
を迅速に収集・分析するとともに、その分析結果を情報提供・共有する。
④ 国及び JIHS は、平時より構築している「新興・再興感染症データバンク
事業ナショナルリポジトリ(REBIND)」及び「感染症臨床研究ネットワー
ク」にて、科学的知見の創出や治療薬等の研究開発を促進する目的で、必
要な臨床研究の情報収集・分析を行う。
(2)リスク評価
国及び JIHS は、初動期では、諸外国の政策動向の把握や、国外における感
染症の発生動向及び患者情報の収集に重点を置くとともに、感染症法に基づ
11 FF100 とは、感染症による公衆衛生危機発生時に症例定義に合致した数百症例程度から通常のサーベ
イランスでは得られない知見を迅速に収集するための臨床・疫学調査である。

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