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ガイドライン (17 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
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情報収集・分析に関するガイドライン
(第4章 対応期の対応)

第4章 対応期の対応
1.目的
強化された感染症インテリジェンス体制により、感染拡大の防止を目的
に、新型インフルエンザ等に関する情報収集・分析及びリスク評価を行い、
新型インフルエンザ等対策の決定等に資する情報収集・分析を行う。
また、新型インフルエンザ等の発生状況に応じ、感染拡大防止と国民生活
及び国民経済との両立を見据えた対策の柔軟かつ機動的な切替え等の意思決
定に資するよう、リスク評価を継続的に実施する。
特に、対応期には、まん延防止等重点措置や緊急事態措置の実施等の判断
を要する可能性があることから、医療提供体制や人流等の感染症のリスクに
関する情報、国民生活及び国民経済に関する情報や社会的影響等については
情報収集・分析を強化する。
2.感染症インテリジェンス実施体制の強化及び見直し
① 国は、JIHS と連携し、新型インフルエンザ等に関する速やかな情報収
集・分析及びリスク評価を実施できるよう、初動期に確立した感染症イン
テリジェンス体制を、必要に応じて強化する。
また、JIHS に準備した感染症専門人材の専門性や所属先等のロスターを
活用し、速やかに、必要な人員規模と専門性を確認し、配員調整等を行
う。
② 国は、当該感染症に関する速やかな情報収集・分析を実施できるよう、
JIHS 等と連携し、感染症危機の経過、状況の変化やこれらを踏まえた政策
上の意思決定及び実務上の判断の必要性に応じ、その情報収集・分析の方
法や実施体制を柔軟に見直す。
3.情報収集・分析及びリスク評価から政策上の意思決定までのプロセス
(1)情報収集・分析
① 国及び JIHS は、有事の際に、感染症インテリジェンスに資する情報が効
率的に集約されるよう、準備期に構築した体制の下、人的・組織的なネッ
トワーク体制を最大限にいかし、迅速かつ継続的な情報収集・分析を行
う。
② また、雇用や消費の状況等の国民生活及び国民経済に関する情報や社会
的影響についても、必要な情報の収集・分析を行う。
③ 平時より構築している「新興・再興感染症データバンク事業ナショナル
リポジトリ(REBIND)」及び「感染症臨床研究ネットワーク」にて、科学的

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