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ガイドライン (311 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
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治療薬・治療法に関するガイドライン
(第4章 治療法の確立について)

国は、JIHS や関係学会等と連携し、必要に応じて、新型インフルエンザ
等の感染に伴う合併症や中長期的な予後を把握するとともに、リスク因子
の分析や、合併症に対する薬物療法、非薬物療法を含めた治療法等について
分析し、必要な研究を実施する。
これにより得られた知見については、国内外の最新の知見とともに診療
指針等に適宜反映するとともに、都道府県や医療機関、国民等に対して、ホ
ームページでの公表やポスター、リーフレットの作成等を通じて周知する。
参考:新型コロナにおける診療指針策定までの経緯
厚生労働省の研究班により国内外の最新の知見を集約した「新型コロナ
ウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」を 2020 年3月に発行した。ま
た、病原体の変異や新たな知見の集積等に伴い、2024 年4月までの間に 22
回にわたる改訂を行った。
新型コロナのり患後症状とは、新型コロナり患後に感染性は消失したに
もかかわらず、他に明らかな原因がなく、急性期から持続する症状や、ある
いは経過の途中から新たに、または再び生じて持続する症状全般をいう。今
後発生する新型インフルエンザ等においても、新型コロナと同様にり患後
症状が認められる可能性がある。そのような場合には、医療従事者は、り患
後症状について、最新の知見を参照しながら患者の診療にあたることが重
要であり、国は、り患後症状に関する病態、疫学、重症化リスク因子、検査
や治療法、職場復帰支援などの産業医学的アプローチ等について、研究班等
により策定される診療指針に盛り込む。
参考:新型コロナのり患後症状
けん

がいそう

かくたん

疲労感・倦 怠感、関節痛、筋肉痛、咳嗽 、喀痰 、息切れ、胸痛、脱毛、

記憶障害、集中力低下、頭痛、抑うつ、嗅覚障害、味覚障害、動 悸 、下痢、
腹痛、睡眠障害、筋力低下 等
参考:新型コロナのり患後症状の診療指針
新型コロナのり患後症状について、実態把握や病態解明、検査・治療法等
の開発のため、2020 年度以降、厚生労働科学研究や AMED による研究を推進
した。その上で、患者が適切な医療を受けられる環境等を整備するため、こ
うした研究等から得られた知見について、「新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント」に随時反映
させた。

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