よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


ガイドライン (398 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

埋火葬の円滑な実施に関するガイドライン
(第2章 各段階における対応)

第2章 各段階における対応
1.関係機関の役割
都道府県は、市町村の意見を聞いた上で、域内における火葬体制の整備等
必要な体制の整備や調整を図るほか、市町村が行う個別の埋火葬に係る対応
及び遺体の保存対策等を広域的な視点から支援・調整する役割を担うものと
する。
市町村は、墓埋法において、埋火葬の許可権限等、地域における埋火葬の
適切な実施を確保するための権限が与えられていることから域内における火
葬の適切な実施を図るとともに、個別の埋火葬に係る対応及び遺体の保存対
策等を講ずる主体的な役割を担うものとする。
医療機関等は、遺体が新型インフルエンザ等の病原体に汚染され又は汚染
された疑いのある場合、プライバシーの保護にも十分配慮した上で、感染拡
大防止の観点から、遺体の搬送作業及び火葬作業に従事する者にその旨が伝
わるよう留意する。
遺体の搬送作業及び火葬作業に従事する者は、対応期においては火葬場の
火葬能力を超える死亡者が出ることも考えられるため、都道府県の行う調整
の下、市町村と連携し効率的な遺体の搬送及び火葬に努めるものとする。
国は、死亡者が増加し、公衆衛生上の問題が生じるおそれが高まった場
合、都道府県の要請に応じて必要な支援を行うものとする。
2.準備期までの対応
(1)現状の把握
都道府県は、市町村の協力を得て、火葬場における稼働可能火葬炉数、
平時及び最大稼働時の一日当たりの火葬可能数、使用燃料の種別、その備
蓄量及び職員の配置状況等の火葬場の火葬能力並びに公民館、体育館及び
保冷機能を有する施設など一時的に遺体を安置することが可能な施設(以
下「臨時遺体安置所」という。)数について調査し、その結果について、
域内の市町村及び近隣の都道府県との情報の共有を図るものとする。
(2)火葬体制の構築
① 都道府県は、調査の結果を踏まえ、市町村の意見を聞いた上で、対応期
に備えた火葬体制の整備を行うものとする。その際には、遺体搬送手段の
確保のため必要に応じて遺体の搬送作業に従事する者と協定を締結するほ
か、都道府県警察等関係機関と必要な調整を行うものとする。
また、都道府県は、遺体の搬送作業及び火葬作業に従事する者の感染防
止のために必要となる手袋、不織布製マスク、新型インフルエンザ等が全

-2-