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ガイドライン (401 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
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埋火葬の円滑な実施に関するガイドライン
(第2章 各段階における対応)



火葬に先立ち、遺族等が遺体に直接触れることを希望する場合には、
手袋等を着用させる。

イ)消毒措置について
万が一、一時的に密閉状態がなくなった場合など、消毒を行う必要が生じ
た場合には、消毒に用いる薬品は、消毒用エタノール、次亜塩素酸ナトリウ
ム製剤(濃度200~1,000ppm)、70v/v%イソプロパノール等とし、消毒法
は、消毒薬を十分に浸した布又はペーパータオル等で当該箇所をムラなく拭
く方法が望ましい。消毒剤の噴霧は不完全な消毒や病原体の舞い上がりを招
く可能性があり、推奨しない。また、エタノールやイソプロパノール等の可
燃性のある消毒薬の使用については火気のある場所で行わない。
ウ)手指衛生について
手指衛生は、感染防止策の基本であり、遺体に接触、あるいは消毒措置を
講じた際等には、手袋を外した後に流水・石けんによる手洗い又は速乾性擦
式消毒用アルコール製剤による手指衛生を実施する。
(5)感染拡大等によって火葬体制が逼迫している場合等の措置
感染拡大等によって火葬体制が逼迫している場合など、必要に応じ以下の
措置を講ずる。
ア)火葬体制の整備
① 都道府県は、市町村に対し、火葬場の経営者に可能な限り火葬炉を稼
働させるよう要請するものとする。
② また、都道府県は、市町村、遺体の搬送作業及び火葬作業に従事する
者と連携を図りつつ、遺体の搬送及び火葬作業に当たる者の感染防止の
ために必要となる手袋、不織布製マスク等の物資を確保することに引き
続き努めるとともに、火葬場の火葬能力を最大限に発揮させるため、速
やかに体制の整備や物資の配備に努めるものとする。
③ 都道府県は、市町村及び近隣の都道府県と連携し、遺体の埋葬及び火
葬について、墓地、火葬場等に関連する情報を広域的かつ速やかに収集
し、市町村の区域内で火葬を行うことが困難と判断されるときは、他の
市町村及び近隣都道府県に対して広域火葬の応援・協力を要請し、広域
的な火葬体制を確保するとともに、遺体の搬送の手配等を実施するもの
とする。
イ)遺体の保存対策

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