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ガイドライン (152 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
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まん延防止に関するガイドライン
(第3章 対応期におけるまん延防止対策の概要)

参考:新型コロナ対応における基本的な感染対策
新型コロナ対応においては、基本的対処方針の中で基本的な感染対策を
具体化していた。新型コロナの特性を踏まえ、基本的には以下のような内
容としていた。
基本的な感染対策とは、「三つの密」(①密閉空間(換気の悪い密閉空間
である)、②密集場所(多くの人が密集している)、③密接場面(互いに手
を伸ばしたら手が届く距離での会話や発声が行われる)という3つの条件
をいう。以下同じ。)の回避、「人と人との距離の確保」、「マスクの着
用」、「手洗い等の手指衛生」、「換気」等をいう。
「マスクの着用」については、屋内において、他者と身体的距離(2m
以上を目安)がとれない場合、他者と距離がとれるが会話を行う場合、屋
外において他者と距離がとれず会話を行う場合は、マスクの着用を推奨す
る。また、高齢者等との面会時や病院内など、重症化リスクの高い者と接
する場合にはマスクの着用を推奨する。マスクは不織布マスクを推奨す
る。なお、屋内において他者と身体的距離がとれて会話をほとんど行わな
い場合は、マスク着用は必要ない。屋外において、他者と身体的距離が確
保できる場合、他者と距離がとれない場合であっても会話をほとんど行わ
ない場合は、マスクの着用は必要なく、特に夏場については、熱中症予防
の観点から、マスクを外すことを推奨する。また、乳幼児(小学校に上が
る前の年齢)のマスクの着用には注意が必要であり、特に2歳未満では推
奨されない。2歳以上の就学前のこどもについても、個々の発達の状況や
体調等を踏まえる必要があることから、他者との身体的距離にかかわら
ず、マスク着用を一律には推奨しない。なお、本人の体調がすぐれず持続
的なマスクの着用が難しい場合は、無理に着用する必要はなく、マスクを
着用する場合は、保護者や周りの大人がこどもの体調に十分注意した上で
着用すること。
また、換気については、新型コロナウイルス感染症対策分科会におい
て、新型コロナの特徴として、エアロゾル感染 19及び飛沫感染のいずれに
対しても対策が必要であることから、①人の人との距離を確保しつつ、横
方向の一定気流を防止すること、②必要な換気量(一人当たり 30 ㎥/h 以
上、二酸化炭素濃度 1,000ppm 以下)を確保すること、③飛沫の放出が多い
場合の直接飛沫防止境界(パーティション等)の設置等、対策のポイント
が示された 20。

19 エアロゾルとは、空中に浮遊する粒子のことであり、エアロゾル感染とは、ウイルスを含むエアロゾ
ルを吸引することで感染することをいう。
20 詳細は、
「感染拡大防止のための効果的な換気について」
(令和4年7月 14 日第 17 回新型コロナウイ
ルス感染症対策分科会)を参照。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/taisakusuisin/bunkakai/dai17/kanki_teigen.pdf

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