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ガイドライン (37 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
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情報収集・分析に関するガイドライン
(参考)

求められている。さらに、地域にウイルスが侵入している蓋然性が高い状況
においては、その期間、医療機関、高齢者施設等に勤務する者、入院・入所
者全員等を対象にした、いわば一斉・定期的な検査の実施を行うことも推奨
された(https://www.mhlw.go.jp/content/000695267.pdf)。濃厚接触者の
特定や感染源の推定に加えてこうした検査を実施することで、感染者を早期
に把握することにつながる。
(調査の優先順位について)
〇 地域において患者が急増し調査体制が逼迫している状況等においては、高
齢者等の重症化リスクのある者へ波及しうるクラスターへの対応を確実に行
うとともに地域における効果的な感染拡大防止につなげるため、対応すべき
優先度を考慮して積極的疫学調査を行うことが考えられる。
○ その場合、接触者の探索のための調査(前向き積極的疫学調査)においては、
調査対象期間※における陽性者の行動歴を確認し、その中で接触のあった者
について、濃厚接触者の可能性がある者として同定を行うが、行動歴について
は、まず
① 重症化リスクのある者が多数いる場所・集団との関連
② 地域の疫学情報等を踏まえ感染が生じやすいと考えられる(三密や大声を
出す環境その他濃厚接触が生じやすい等)状況
があったかを確認し、詳細な行動歴の聞き取り及び接触者の特定はこれらに関
連するものを優先して実施する。(①、②の順に優先する。)
なお、陽性者が、感染が生じやすくかつ不特定多数との接触がある状況と関
連していた場合は、感染が生じた場合に地域へ拡大しやすいことに留意する。
また、①、②に該当しない状況を含め、陽性者の周囲の関係者が濃厚接触者
に該当しない場合でも、必要に応じて検査を実施する。
○ また、感染源の推定のための調査(後ろ向き積極的疫学調査)においては、
調査対象期間における陽性者の行動歴を確認し、その中で患者や感染が疑わ
れる者との接触歴、他の陽性者との共通の行動等を把握することで感染源を
推定するが、行動歴については、まず
① 重症化リスクのある者が多数いる場所・集団との関連、
② 地域の疫学情報等を踏まえ感染が生じやすいと考えられる(三密や大声を
出す環境その他濃厚接触が生じやすい等)状況、
があったかを確認し、詳細な行動歴の聞き取り及びそれに基づく感染源の推
定はこれらに関連するものを優先して実施する。(①、②の順に優先。)
なお、陽性者への感染が、感染が生じやすくかつ不特定多数との接触がある
状況におけるものであった場合は、共通ばく露源による他の感染者がいた場合
に感染が地域に拡大しやすいことに留意する。

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