ガイドライン (65 ページ)
出典
公開元URL | https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline |
出典情報 | 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》 |
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(第3章 初動期の対応)
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厚生労働科学研究において、全死因及び死因別の超過死亡及び過少
死亡の有無とその推移を算出し、その結果を公表する。
(5)病原体の動向把握
(ア)病原体ゲノムサーベイランス
〇 初動期に想定される対応
検体提供機関や検体提出数の拡大を検討する。新型インフルエンザの場
合には、インフルエンザのウイルスサーベイランスを継続する。新型コロ
ナウイルスの場合には、コロナウイルスゲノムサーベイランス及び治療薬
の効果及びウイルスゲノム変異によるアミノ酸置換の状況等を評価する。
国は、JIHS と連携し、感染症法第 15 条に基づく疫学調査の一環として自
治体に検体提出を依頼し、JIHS においてゲノム解析を実施するとともに、
速やかに把握し、公衆衛生上、迅速な情報提供や対応の必要性を判断する。
なお、新型インフルエンザウイルス、新型コロナウイルス、他の病原体
のゲノム解析については、自治体(地方衛生研究所等)でのゲノム解析の
体制整備及び実施を進め、全都道府県でゲノム解析を開始する。ゲノム解
析の結果は地方衛生研究所等が集約し、定められたシステムに入力すると
ともに、都道府県等に共有する。
治療薬の効果に影響を及ぼす可能性があるウイルスゲノム変異によるア
ミノ酸置換について評価するため、定期的に知見 30を取りまとめる。
(6)ワンヘルス・アプローチ
(ア)家きん、豚及び野生動物が保有するインフルエンザウイルスサーベイラ
ンス
〇 初動期に想定される対応
準備期に引き続き実施する。
4.感染症のリスク評価に基づく体制強化、感染症対策の判断及び実施
国及び JIHS は、疫学調査の結果や学術論文、外国政府や国際機関の報告等
により得られた情報に基づき、感染症の特徴や病原体の性状(病原性、感染
性、薬剤感受性等)について分析を行うとともに、これらのリスク評価 31に
基づき、全数把握の実施を始めとした全国的な感染症サーベイランスの実施
30 例として、JIHS は、
「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する治療薬の効果に影響を及ぼす可能
性があるウイルスゲノム変異によるアミノ酸置換について」にまとめ、公表。
31 新型コロナウイルス感染症対策では、JIHS は、病原体特性等について評価・周知することを目的に、
「感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株につ
いて」等のレポートを作成・公表。
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