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ガイドライン (3 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
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情報収集・分析に関するガイドライン
(第1章 はじめに)

第1章 はじめに
1.情報収集・分析の位置付け
「情報収集・分析に関するガイドライン」では、感染症危機管理において必
要となる、国内外の感染症の発生状況や対応状況、感染症サーベイランス等か
ら得られた国内の疫学情報、感染症の特徴や病原体の性状(病原性、感染性、
薬剤感受性等)、臨床像に関する情報等のほか、医療提供体制や人流、国民生
活及び国民経済に関する情報、社会的影響等を含む感染症流行のリスクに関す
る情報等、政策上の意思決定及び実務上の判断に活用可能な情報の収集・分析
及びリスク評価について取り扱う。
「情報収集・分析」のうち、本ガイドラインでいう「感染症サーベイランス」
は、患者の発生動向等を体系的かつ統一的な手法で、持続的かつ重層的に収集・
分析し、疾病の予防と対策に迅速に還元するものを指す。具体的な指標や手法
等は、「サーベイランスに関するガイドライン」にて取り扱う。
図:情報収集・分析とサーベイランスの関係性

2.情報収集・分析に基づくリスク評価の在り方 1
リスク評価とは、情報収集・分析を通じ、リスクの程度を評価し、その分析
結果の提供を行う体系的なプロセスを指す。
感染症のリスク評価は、感染症が発生し公衆衛生に影響を及ぼす可能性とそ
の影響の程度を評価し、効果的な対策の意思決定に活用することを目的とする。
平時からの継続的なリスク評価を通じて、備えるべき感染症リスクを早期に
探知するとともに、新型インフルエンザ等発生時には、意思決定に向けた情報
の提供や、リスクに応じた対策の優先度評価を行う。
リスク評価に際しては、単一の指標によりリスクを評価することは困難であ

1 World Health Organization「PANDEMIC INFLUENZA RISK MANAGEMENT(2017)
」を参考。

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