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ガイドライン (7 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
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情報収集・分析に関するガイドライン
(第2章 準備期の対応)

つ適切な分析を通じて、感染症のリスク要因や感染拡大の可能性を評価
し、感染症危機管理上の意思決定につなげる。
くわえて、これらの疫学情報を持続的かつ重層的に収集・分析し、疾病
の予防と対策に迅速に還元する。


疫学的特徴、リスク等に関する情報
国及び JIHS は、感染症の疫学的特徴やリスク要因について、包括的に情
報を収集するとともに、平時から感染拡大リスクの評価方法の検討を行
う。対象となる情報としては、疫学情報や人流等が挙げられる。


臨床に関する情報
国及び JIHS は、平時及び有事に感染症の科学的知見の創出や医薬品等の
研究開発を実施するための医療機関等のネットワーク体制である「新興・
再興感染症データバンク事業ナショナルリポジトリ(REBIND 5)」を発展的
に拡張し、有事においても速やかに対象症例を研究に組み入れることがで
きる「感染症臨床研究ネットワーク 6」を構築する。
また、国は、有事における匿名感染症関連情報の第三者提供の体制を検
討し、迅速に提供できるよう準備する。


政策動向に関する情報
国及び JIHS は、平時より、最新の感染症対策や、疫学調査の手法等を持
続的に収集・分析し、疾病の予防と対策に迅速に還元する。収集する情報
としては、国際的な感染症の早期警戒・対応システムや国際連携の動向に
関する情報、感染症の予防及び対策に関する政策、水際対策、ワクチン接
種プログラム、健康教育キャンペーンなどに関する情報等が挙げられる。


研究開発等に関する情報
「予防接種(ワクチン)に関するガイドライン」「治療薬・治療法に関す
るガイドライン」を参照し、平時に行う情報収集・分析等に資する研究開
発状況や研究結果について把握する。

5 REBIND とは、Repository of Data and Biospecimen of Infectious Disease の略。以下同じ。
6 REBIND を発展的に拡張したネットワークであり、特定・第1種感染症指定医療機関を中心に協力医療
機関として参加予定。

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