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ガイドライン (4 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
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情報収集・分析に関するガイドライン
(第1章 はじめに)

り、複数の要素を考慮し、総合的な評価を行うことが重要となる。したがって、
感染症の発生状況や臨床に関する情報のほか、医療提供体制、人流、国民生活
及び国民経済に関する情報、社会的影響を含め、感染症のリスク評価に資する
包括的な収集・分析を実施する。
また、感染症対策の目的と内容については、感染症の発生状況、国内外のワ
クチンや診断薬、治療薬等の開発状況、感染症対策の状況等によって感染症に
対するリスクは流動的に変わり得るものである。状況の変化に合わせて都度収
集する情報の検討も含めて評価を更新し、政策上の意思決定及び実務上の判断
につなげることが重要である。
3. 感染症インテリジェンスの仕組み
感染症インテリジェンスとは、感染症による公衆衛生リスクを探知、評価し、
予防や制御方法を決定するため、あらゆる情報源から感染症に関するデータを
体系的かつ包括的に収集、分析、解釈し、政策上の意思決定及び実務上の判断
に活用可能な情報(インテリジェンス)として提供する活動を指す。
情報収集・分析及びリスク評価の結果を関係省庁に提供し、政策上の意思決
定や実務上の判断に活用する。
なお、収集した情報の取り扱いについては、保存、利用、廃棄に関し、関連
する法律や規制を遵守するとともに、情報漏洩や不正アクセスを防ぎ、適切に
管理し取扱う体制(データガバナンス)を構築する。
図:感染症インテリジェンスの仕組み 23

2 JIHS とは、国立健康危機管理研究機構(Japan Institute for Health Security)をいう。以下同じ。
3 JIHS 設立までの間、本ガイドラインにおける「JIHS」に関する記載は、JIHS 設立前に相当する業務を
行う「国立感染症研究所」若しくは「国立国際医療研究センター」又は「国立感染症研究所及び国立国
際医療研究センター」に読み替えるものとする。

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