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ガイドライン (38 ページ)

公開元URL https://www.caicm.go.jp/action/plan/index.html#influenza_initial_response_guideline
出典情報 新型インフルエンザ等対策政府行動計画ガイドライン(8/30)《内閣感染症危機管理統括庁》
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情報収集・分析に関するガイドライン
(参考)

また、発症に至るまでの潜伏期間の多くが 5-7 日間であるため、発症前 7 日
間を特に優先する。同様に、無症状病原体保有者の場合は陽性となった検体の
採取の前7日間における行動歴に関する調査を優先して実施する。
○ 感染が生じやすいと考えられる状況やリスク要因の情報については、地域
の疫学情報に加え、クラスター対策班・国立感染症研究所からの情報を定期的
に確認する等して参考にされたい。
○ なお、緊急事態宣言対象地域、又はまん延防止等重点措置区域においては、
保健所の業務の状況等を踏まえ、陽性者が確認された学校や事業所等におい
ては、本人の同意を得た上で一定の基準に基づき濃厚接触者の候補者リスト
を作成し、保健所に提示し行政検査として必要な検査を実施することも可能
であるとしている(https://www.mext.go.jp/content/000133781.pdf)。具体
的な調査に当たっては、その施設の管理者やその他の適任者(例:学校の養護
教諭、事業所の勤務管理者等)に、接触者リストの作成や感染予防上の注意喚
起への協力を依頼することも考慮する。なお、積極的疫学調査は、本来保健所
が行うべき業務であり、かつ上記の対応は臨時的なものであることに鑑み、緊
急事態宣言対象地域又はまん延防止等重点措置区域の指定から外れた場合に
は、地域の感染拡大を防止するために必要な検査を保健所が主体的に行える
よう、直ちに保健所内の業務体制を見直す。その際、地域の感染拡大を防止す
るために、主体的に対策を行うことができる集団(学校や事業所等)と、継続
して保健所が助言や指導を行えるような関係性を保つことが望ましい。
(調査時の感染予防策)
○ 積極的疫学調査の対応者が調査対象者に対面調査を行う際は、サージカル
マスクの着用及び適切な手洗いを行うことが必要と考えられる。
〇 咳などの症状がある調査対象者に対面調査を行う際や既に複数の症例発生
が確認されている施設を訪問して調査を行う際は、調査対象者にサージカル
マスクを着用させ、対応人員はサージカルマスクの着用及び適切な手洗いに
加え、眼の防護具(ゴーグルまたはフェイスシールド)を装着する。
○ 既にクラスターが発生している施設等における調査の場合、調査対象者が
潜伏期間中にある感染者である場合も想定されるため、調査員は、当該施設内
での調査開始時に眼の防護具を含めた個人防護具を装着する。手指衛生の実
施や換気の確認を行う。
(濃厚接触者への対応)
○ 「濃厚接触者」については、健康観察期間中において、咳エチケット及び手
洗いを徹底するように保健所が指導し、常に健康状態に注意を払うように伝
える。不要不急の外出はできる限り控え、やむをえず移動する際にも、公共交

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