令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項) (124 ページ)
出典
公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/seisakukikaku/r7_kouki-4 |
出典情報 | 令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/14)《東京都》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
ておらず、未開通区間の早期整備が必要である。
外環(関越道~東名高速)については、これまで本線シールドトンネルに加え、
本線と地上をつなぐランプシールドトンネルの整備が行われてきた。また、大深
度地下において本線シールドトンネルとランプシールドトンネルをつなぐ地中拡
幅部について調査・検討が進められてきている。
令和2年 10 月に発生した調布市での陥没・空洞事故以降、事業者は、地元に
丁寧な説明を行った上で、家屋補償や、緩んだ地盤を元に戻す地盤補修工事等を
進めており、引き続き誠意を持って実施するとしている。
また、事業者は、再発防止対策の具体化を進め、大泉側本線及び東名・中央ジ
ャンクションランプのシールドトンネル工事について、地元に説明の上、取りま
とめた再発防止対策等を確認しながら、安全を最優先に、慎重に掘進作業を行っ
ている。
今後の事業においては、引き続き再発防止対策等の確実な実施、住民の不安払
拭に向けた丁寧な説明やきめ細かな対応が求められる。
一方、外環(東名高速~湾岸道路)については、羽田空港や東京港へのアクセ
ス性の強化に資する重要な区間であり、環状道路としての機能を最大限に発揮さ
せるためにも、整備が不可欠な区間である。
現在、国土開発幹線自動車道建設法による予定路線に位置付けられている本区
間の整備に向けては、事業中の外環(関越道~東名高速)と同様、国土開発幹線
自動車道建設会議の議を経て、国によって基本計画の決定や整備計画の決定を行
うなど、計画の具体化のためのステップを着実に進めていく必要があるものと考
えられる。
国、東京都及び川崎市の三者で構成する「東京外かく環状道路(東名高速~湾
岸道路間)計画検討協議会」が、令和5年2月以降開催されていない。直近の協
議会では、社会情勢の変化に対応できるよう、計画の基本的な方針の取りまとめ
に必要となる検討を進めることが確認されており、これらの議論も踏まえながら、
計画を具体化するためのステップに早期に移行することが求められる。
<具体的要求内容>
(1)外環(関越道~東名高速)は、首都圏における交通・物流の根幹を成し、
防災力向上にも資する極めて重要な道路である。都の負担増とならないよう、
有料道路事業を活用しつつ、整備に必要な財源を十分に確保し、早期に開通
すること。大深度地下における高度な技術力を要する本線トンネルや本線と
ランプをつなぐ地中拡幅部等について、安全を最優先に整備を進め、コスト
縮減、都民に対する丁寧な説明に努めること。特に、令和2年 10 月に調布市
で発生した陥没・空洞事故を踏まえ、取りまとめられた再発防止対策等を確
実に実施するとともに、住民の不安払拭に向け、地元自治体の意見を聞きな
がら、緩んだ地盤の補修の実施、個々の事情に合わせて行われている補償を
含めた丁寧な説明やきめ細かな対応を確実に行うこと。また、用地取得につ
いては、青梅街道インターチェンジにおける工事スケジュールを明確にした
上で方針を示すなど、用地取得が円滑に進むよう、相互に連携して取り組む
- 120 -