令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項) (389 ページ)
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公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/seisakukikaku/r7_kouki-4 |
出典情報 | 令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/14)《東京都》 |
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活動を行っているところ、これまでは、警察官個々の経験等に基づき、様々
な方法で各種防犯活動及びパトロール活動を行っている状況にある。
より効果的に犯罪や交通事故を抑止していくためには、ビッグデータ・A
Iなどの新たなICTを活用し、より高度な分析を行い、防犯活動等に効果
的な場所、方法等を考えていく必要がある。また、交通管制や雑踏警備・災
害警備等の各種警察活動においても、状況予測による対応策の決定や、それ
に基づく現場活動を迅速かつ効率的に支援する必要がある。
そこで、新たなICTの活用を見据え、警察情報管理システムの基盤整備
を図ることが必要である。
(3)近年、若年層による大麻の乱用拡大が深刻化し、盛り場を中心とした違法
薬物の所持・施用事犯が後を絶たず、都内の薬物情勢は依然として厳しい状
況である。
一方で、覚醒剤等の違法薬物密輸入形態は、国際郵便や貨物利用のほか、
旅行客を装った携行・携帯型など隠匿手口が巧妙化し、加えて、新型コロナ
ウイルス感染症の影響により減少していた外国人入国者数の増加に伴い、更
なる違法薬物の国内流入が懸念されるため、違法薬物密輸入事犯、外国人が
し
嗜好するコカイン等の違法薬物所持事犯等の取締りに資する装備資機材の充
実強化を図る必要がある。
(4) 警視庁には、平成 27 年度に 71 人、平成 28 年度に 83 人、平成 29 年度に
60 人の地方警察官の増員が行われるなど、人的基盤の強化を図っているとこ
ろではあるが、近年は令和6年に定年引上げに伴う一時定員の措置にとどま
っており、治安情勢が一段と厳しくなる中においても、多岐にわたる警察活
動を効果的に推進し、
「世界一安全な都市、東京」を実現するため、可及的速
やかに永続的な人的基盤の強化を実現する必要がある。
<具体的要求内容>
(1)現行の 15 億円から 25 億円に増額すること。
(2)各種警察活動の高度化・迅速化・効率化を図るため、新たなICTの活用
を見据え、警察情報管理システムの基盤整備を図ること。
(3)違法薬物の流入による治安悪化を防ぐ対策の一環として、
○ 携帯型薬物特定システム
○ 薬物予試験試薬
等の装備資機材の充実強化を図ること。
(4)
「世界一安全な都市、東京」を実現するため、更なる人的基盤の強化を行う
こと。
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