令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項) (77 ページ)
出典
公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/seisakukikaku/r7_kouki-4 |
出典情報 | 令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/14)《東京都》 |
ページ画像
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
水辺空間のにぎわいの創出及び緑化の推進
(提案要求先 国土交通省)
(都所管局 建設局)
水辺空間におけるにぎわいの創出及び緑化の推進に必要な財源の
確保及び制度充実を図ること。
<現状・課題>
都では、都市に残された貴重なオープンスペースである河川において、水害に
対する安全対策のみならず、隅田川のテラス整備や緑化の推進など人々が水辺に
親しめる空間の整備を推進し、河川空間の魅力向上に努めてきた。
また、更なる水辺空間の魅力向上のためには、周辺の観光拠点等との結びつき
を強め、地域のにぎわいを相乗的に高めていくことが重要であるとの観点から、
隅田川下流域の浅草や両国等のエリアにおいては、背後地の民間事業者や地元区
と連携し、水辺とまちの一体的なにぎわい空間の創出に向けた取組を進めている。
さらに、テラスの連続化や夜間照明などの水辺の動線強化等を推進している。
一方、国においても、平成 23 年4月に「河川敷地占用許可準則」の改正を行い、
地域活性化のための飲食店やオープンカフェ等について、営業活動を行う事業者
等による占用が可能となった。令和5年5月には、河川敷地の更なる規制緩和に
向けた社会実験の運用を開始し、民間事業者の参入を促進している。また、水辺
とまちをつなげる、水辺と人をつなげるミズベリング・プロジェクトを継続的に
実施するなど、水辺空間の利用や民間活力の積極的な活用等の取組を推進してい
る。
このような状況やコロナ禍を経た社会情勢の変化等を踏まえ、都は学識経験者
等による検討会を設置し、令和5年6月に「隅田川等における未来に向けた水辺
整備のあり方」を取りまとめ、水辺整備の今後の方向性と取組イメージを示した。
このあり方を踏まえ、今後は、水辺のゆとり・うるおい・にぎわいをつなぐた
め、水辺の動線強化の更なる推進やウォーカブルな水辺空間の創出、オープンテ
ラス等の恒常的な利活用の促進など、隅田川下流域の取組を拡充するとともに、
上流域等の新たなエリアへ展開していく。
さらに、これまで整備してきた点在する既存の緑をネットワーク化することに
よって都市環境の改善を図るなど、水辺空間の緑化を推進していくことも必要で
ある。
<具体的要求内容>
(1)水辺空間のにぎわいづくりを推進するために必要な財源を安定的・継続的
に確保し、東京に必要額を確実に配分すること。
(2)水辺空間の緑化を推進するために必要な財源を確保するとともに、交付金
制度の充実を図ること。
- 73 -