令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項) (133 ページ)
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公開元URL | https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/seisakukikaku/r7_kouki-4 |
出典情報 | 令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/14)《東京都》 |
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都市再生と連携した首都高速道路の大規模更新
(提案要求先 国土交通省)
(都所管局 都市整備局・建設局)
首都高速都心環状線(日本橋区間、築地川区間)の大規模更新に
当たっては、都市再生プロジェクトなどのまちづくりと連携して取
り組むこと。
<現状・課題>
東京を成熟した都市としていくためには、首都高速道路の大規模更新の機会を
捉えて都市再生を推進し、円滑な交通と快適な環境の両立を目指すことが重要で
ある。
日本橋区間については、平成 26 年に日本橋区間を含む首都高速道路の大規模更
新計画が策定され、平成 28 年には日本橋周辺のまちづくりの取組が国家戦略特区
の都市再生プロジェクトに追加された。
この機会を捉えて都は、国や首都高速道路株式会社と共同で、周辺のまちづく
りと連携して首都高速道路の地下化に向けて取り組むこととし、首都高日本橋地
下化検討会で取りまとめられた計画案を基に、令和元年に都市計画を変更した。
現在、首都高速道路株式会社により地下化工事が進められている。
また、地下化に当たり江戸橋JCT周辺の渋滞緩和を図るため、江戸橋JCT
の都心環状線連結路を廃止することから、必要となる大型車の交通機能確保策に
ついて、首都高都心環状線の交通機能確保に関する検討会において検討された。
その結果、新たな都心環状ルートとなる新京橋連結路の計画案が取りまとめられ、
令和5年 12 月に都市計画を変更した。現在、首都高速道路株式会社と東京都とが
共同で事業を進めている。
築地川区間については、老朽化した擁壁の取替えと併せ、急カーブの解消等に
よる走行安全性の向上とともに、晴海線との接続形態や分合流部の付加車線の設
置、道路上部空間の活用など、周辺のまちづくりと連携した更新計画が検討され
ている。平成 26 年にはこの区間の上部空間の活用を想定し、立体道路制度の適用
範囲が既存の高速道路に拡大された。
<具体的要求内容>
(1)日本橋周辺のまちづくりと連携し、首都高速道路の地下化工事を推進する
こと。これに伴い必要となる新京橋連結路については、日本橋区間の地下化
工事の工程と合わせて整備を推進すること。新京橋連結路の整備に当たり、
地方に過大な負担とならないよう、引き続き財源措置を講じること。
(2)築地川区間のうち、新京橋連結路との接続部については、早期に工事着手
すること。残る区間については、晴海線との接続を見据え、更新計画を速や
かに具体化し、晴海線の接続工事と一体的に事業を実施すること。
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