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令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項) (326 ページ)

公開元URL https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/seisakukikaku/r7_kouki-4
出典情報 令和7年度 国の予算編成に対する東京都の提案要求(最重点事項)(11/14)《東京都》
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<具体的要求内容>
早期に自動運転車両の安全性を確保するため、技術開発を行う際に、生成AI
の活用を促すための支援や、オープンイノベーションの枠組みづくりなど、環境
整備に努めること。
また、自動運転の事業化に当たって、国からの補助や市場からの資金調達が容
易になるよう初期投資への支援を行うこと。
加えて、国民の社会受容性を高めるため、自動運転に関わる情報を発信するほ
か、国民などが実感できる場づくりを行うこと。
さらに、既存の街のインフラにおける自動運転車両の乗降場所の在り方など、
国が率先してより具体的にガイドライン等を示すこと。



「空飛ぶクルマ」の社会実装に向けた取組の推進
(都所管局

(提案要求先 経済産業省・国土交通省)
政策企画局・デジタルサービス局・都市整備局)

「空飛ぶクルマ」の社会実装の加速化に向け、機体認証や管制、
バーティポート整備条件など機体の特性を踏まえた諸制度の構築
を進めるとともに、社会受容性の向上に向けた取組や市街地での社
会実装に向けた都のプロジェクト等への支援を推進すること。
<現状・課題>
国においては、空の移動革命に向けた官民協議会を設置し、令和4年3月に「空
飛ぶクルマ」に関する基準の方向性が示され、令和5年 12 月に「バーティポート」
整備指針が制定されるなど、制度の検討が進んでいる。
都においても、官民協議会の下に設置された離着陸場WGへの参画を図るとと
もに、新たに策定したロードマップの下、2030 年代の市街地への実装に向け、機
体認証や空域・運航基準など国の動向も踏まえ、SusHi Tech Tokyo2024 で都内初
となるデモフライトを実施するなど、社会受容性の向上、技術実装支援、離着陸
場整備支援等を推進している。また、都内における離着陸場整備や空飛ぶクルマ
の活用事例創出に向け、機体メーカーや運航事業者等の民間事業者を含めた「空
の移動革命実現に向けた東京都官民協議会」を設立し、空飛ぶクルマの社会実装
の実現の加速化を図っている。
「空飛ぶクルマ」が交通や観光、防災などあらゆる場面で活用され、地域の社
会課題の解決を図るためには、安全性の確保はもとより、機体認証や管制、バー
ティポート整備条件など、その機体特性に合わせた制度設計が不可欠であり、特
にバーティポートの整備が重要となる。現時点では、バーティポートはヘリポー
トに準ずるものとして整理がされているが、ヘリコプターに比べ騒音が小さく、
また、「垂直離着陸」の飛行形態を持つ「空飛ぶクルマ」をヘリコプターと同列
に扱うことは、都心部への導入の障壁となるおそれがある。また、都心部におけ
るビル屋上の活用などに対し、建築関連の法制度への対応が必要となる可能性も

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